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花の慶次 ―雲の彼方に―(新装版)(12) ゼノンCDX
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花の慶次 ―雲の彼方に―(新装版)(12) ゼノンCDX

原哲夫(著者), 隆慶一郎(原作)

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花の慶次 ―雲の彼方に―(新装版)(12) ゼノンCDX

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 コアミックス
発売年月日 2021/01/20
JAN 9784867202197

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2022/01/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

この(12)でも、前巻に引き続き、終わりが近いがゆえに一層、乱れる時代の激しい渦に呑まれ、苦難の生涯を歩んだ真田幸村が、前田慶次と共に存在感を示していた。 天下御免の傾奇者だけが発せる魅力に惹かれ、共に戦いながらも、真田幸村の姿が全く霞んでいないのは、やはり、彼もまた、本物の男だからか。 本物の男でなければ、味方と敵に挟まれた状態で、しかも、どちらからも鉄砲で狙われ、撃たれている状態で、こうも肝の太さは見せつけられまい。 まぁ、慶次から、悪い影響を受けているのかな、と思わんでもないが、慶次に男として惚れてしまった以上、その辺りは、幸村自身が責任を取るしかあるまい。 あえて、前巻で狭霧さんとの再会で、自分が見るべきモノ、守るべきモノを魂で理解したからこそ、本物っぷりに磨きがかかった事は言っておきたい。 そんな幸村が惚れただけあって、狭霧さんも、イイ女だ、と私は彼女の生き様と決意が漲った姿を目の当たりにして思った。きっと、他の読者も、性別関係なしで、彼女の尼僧姿には、衝撃を受けたんじゃないだろうか。好きだからこそ、共に生きない道を選べる、これを強い、と言わなくてどうするか。 また、敵将である大道寺政繁も、自分との約束を果たすために、シャレにならない無茶をかましてきた慶次を、絶好のチャンスであるにも関わらず、背中から撃たない、と言う武士としての矜持を見せており、私は感嘆してしまった。 そして、この(12)の見所にして、メインは、やはり、伊達政宗、彼だ。真田幸村に負けないほど、悲哀に満ちる人生だった武将もいないんじゃないだろうか。 歴史に詳しい者であれば、秀吉が小田原攻めに動いた時分は、伊達家が跡目問題で揉めていた頃である。これまでの悲しみや苦しみに、母と弟が伊達家乗っ取りを画策している事も加わって、政宗の中では疑心暗鬼が満ち、イケメンであるはずの彼は、随分と形相が悪くなっていた。この辺りの、感情と表情のマッチは勉強になります、原先生。 そんな政宗の顔から険しさを、慶次がシンプルなまでの力技、拳での対話で取り除くってのが、実に痺れますよねェ。熱い拳を持つ慶次と殴り合って、心の澱が焼却された政宗は、独眼竜と呼ばれるに相応しい猛者の顔をしていたもの。 この台詞を引用に選んだのは、人生で大事な事の一つだなァ、と感じられたので。 人間、窮地に陥ると、どうしたって、判断力が鈍り、行動に迷いが生じる。 だが、ここぞって時に動かなければ、事態は好転するどころか、悪化の一途を辿るのみだ。 生涯最高、と言っても過言じゃないベストタイミングで、勇気を出し損ねた小便首の三佐の死に様は、実に美しくなった。 こういう最期は、男としても、人間としても、迎えたくないものだ。 「こ・・・こいつは、前田慶次だぁ~~~! 皆の者! わしにかまわず、この者を討ち取れ~!! (ふふ・・・みな、わしの勇気をみよ・・・)」 「おい、小便首」 「しょ・・・」 「もっと早く、その心意気、見せるべきだったな・・・今となっては、お主の声、蹄の音で誰の耳にも届かぬ」 「う・・・・・・うくく・・・!!」(by黒部三佐、前田慶次) もう一つ、前田慶次って男の凄さが嫌でも理解できちゃう台詞を一つ。 もう、これは、前田慶次レベルの男でないと言えない台詞で、なおかつ、生き方だ。 情けない話になるが、正直、私はここまで、己の信念を徹底して通せるか、自信がない。 だからこそ、前田慶次って光に、私も惹かれてしまうんだろうけど。 「俺は気に入らんから、殴ったまでだ。相手次第で、態度を変えるようなことが出来るか!!」(by前田慶次)

Posted by ブクログ

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