沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか 朝日文庫

安田浩一(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2021/01/07
• JAN: 9784022620286

商品レビュー

2023/09/12

《沖縄の記者、沖縄で沖縄の苦渋を吸収しながら、沖縄をさらに知っていく。･･･それは「偏向」なんかじゃない。記者としての軸足だ。》

軸足は何処に置いても良いが、事実を事実のままに報じていない時点で、それを偏向していると言うのですよ。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/498467123.html

2023/06/25

以前、沖縄の新聞は偏向しているとネットで見たことがありました。それほど関心がなかったので、詳しくは読みませんでしたが、本書を読んで「差別」の実態がわかりました。

沖縄の米軍基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、日本全体に関わる問題です。地元の方々がどんな思いをして、そこに暮らしているのかを知り、どうあるのが日本にとってベストなのか、一人ひとりが考える必要があると思います。

少なくとも、今の状態がベストではありません。

2021/11/13

「琉球新報」と「沖縄タイムス」への偏向批判があるが、本当のところどうなのか。地元紙の数多くの記者たちを取材し、偏向しているのは、偏向批判をしている当の本人ではないのかと問いかけている本。沖縄に米軍基地を押し付けている現状をちゃんと認識していない、認識できない本土側にこそ、問題があるのではないかと語りかける。被害者側にきちんと寄り添うことができでいないことが問題の根本にあるのだと思った。