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花街の用心棒(二) 雪が宮廷の闇を照らす 富士見L文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/01/15 |
JAN | 9784040739113 |
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花街の用心棒(二)
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今巻は美桜が中心の話でした。彼女と邑璃妃が命を賭して目的を果たした時、思わず涙してしまいました。2人共、辛い過去を背負っていて、如何に手を汚そうとも仇を討つ事を考えていて、その頑固なまでの信念が眩しく感じました。 また、翔や雪花と再会しながらも、碌に言葉も交わせず息絶えてしまい哀しいというより、寂しく感じました。翔の「未来で待ってろ」という言葉通り、いつか先の世で2人が共に歩ける様になる事を祈っております。 志輝に関しては、雪花が壁を作り志輝から離れていこうとしてたり、因縁めいた過去がある事が分かったりと、歯痒く思っている様子が伝わってきました。それと共に、雪花に対して素の表情を見せる様になって、心を開いている様子が伝わってきて良かったです。雪花の方は恋愛が分からないと、志輝を避けていて、まだまだ先は長そうですが……。 後半、生まれで悩む志輝に雪花がばっさり言ったのが志輝の救いとなり、これを機に2人の距離が縮まっていってほしいと思います。
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最初は登場人物がさっぱりわからなくなってて困った。でもやっぱり好きだなー。濃いキャラがたくさん。もっと読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ああ、結局こういう結末になってしまったかと苦しく思いながら読んだ。 今更普通の生活に戻れないことは分かっていたけれども。 最後の最後に彼と妹に会えたことは、きっと彼女にはこの上ない手向けになっただろうと思う。 でも、姿がどう変わろうとも、彼の傍にいて欲しかったな。 これで、もう誰も彼女に勝てなくなってしまった。 後半の展開は雪花すら霞むほど、「彼女」中心の話になる。 ヒーローに至っては空気である。 前半割と美味しい展開を味わっていたので、ヒーローにはここは甘んじて受け入れてもらうとして。 (しかも互いの因縁のせいで、恋愛面も思うように進まず、寧ろブレーキをかけるヒーローである。可哀想に) 前半の展開と後半の展開の落差が本当に凄い。 前半はまだラブコメの雰囲気もあったが、後半は重い重い。 黒幕の思惑も少し見えてきて、怖い怖い。 あれだけ犠牲を払っても、未だなお燻っている悪意。 雪花の立場も難しいところだし、まだ物語の着地点が想像できない2巻だった。 これ、どうすれば収拾できるのだろう。 黒幕引き摺り出して倒して終わり、という訳にはいかなさそうだ。
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