俺はエージェント 小学館文庫

大沢在昌(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2021/01/04
• JAN: 9784094068627

商品レビュー

2023/07/20

カバーイラストは、いやいやクリスシリーズみたいなポップな印象だが、実際は40歳以上年の離れたコンビが、巨悪の陰謀に迫る、本格的サスペンス巨編。

2021/08/23

下町の居酒屋にかかってきた1本の電話。それは二十三年ぶりに復活した極秘ミッション「コベナント」の発動だった――。
スパイ小説好きのフリーター青年・村井が馴染みの居酒屋からアパートに戻ると、突然、常連客の白川老人が訪ねてきた。何でも現役エージェントに復帰する秘密指令がバレてしまい、怪しい男たちに命を狙われているという。ここは下町なのに!? オメガの復活を阻止すべく、敵対するアルファ・エージェントの殺し屋たちが次々と村井たちに襲いかかる。
絶体絶命、逃げ道はどこにもない。だが、何かがおかしい。
裏切り者は誰か? 誰が味方で誰が敵なのか、誰にもわからない。そして、裏切られた裏切り者とは・・・・・・!?
フリーター青年と元凄腕エージェントの老人。年齢差四十歳以上の“迷コンビ”が、逃げて、逃げて、巨悪組織の陰謀を追いつめる。

2021/06/24

オメガ対、アルファと言った二項対立の話と思いきや・・・・。そんな単純なエージェント同士の戦いではなく、騙し騙されハードボイルドと言うよりはコンゲーム小説のような印象を持ちました。とは言っても何か戦利品があるわけではなく、助かるべき人達が助かったというオチですが。後半のスピード感、爽快感を感じて読了いたしました。