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文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2020/12/10 |
JAN | 9784575524291 |
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文豪怪奇コレクション 猟奇と妖美の江戸川乱歩
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商品レビュー
3.9
7件のお客様レビュー
猟奇と妖美をテーマにした江戸川乱歩短編集。 乱歩の短編は割と有名なやつは大体読んでいる気でいたけど「蟲」と「防空壕」と最後の対談は初読みでした。再読のものも含め、やはり乱歩は面白い。この性癖にぶっ刺さる感… 「蟲」は強烈だった。引きこもりの青年が恋に狂ってついに相手を殺してしまう...
猟奇と妖美をテーマにした江戸川乱歩短編集。 乱歩の短編は割と有名なやつは大体読んでいる気でいたけど「蟲」と「防空壕」と最後の対談は初読みでした。再読のものも含め、やはり乱歩は面白い。この性癖にぶっ刺さる感… 「蟲」は強烈だった。引きこもりの青年が恋に狂ってついに相手を殺してしまう。美しい彼女の死骸を自分だけの土蔵に連れ込んでうっとり眺める青年だけど、最初は美しかった死体が徐々に腐っていく様子がグロテスクで、乱歩作品でここまで直接的にグロいのは珍しい気がした。 「防空壕」は前半の空襲の描写が鮮烈で、降り注ぐ焼夷弾や燃え上がる街を主人公は美しいと感じているんだけど、空から爆弾降ってくるの想像したらめちゃくちゃ恐ろしかった。主人公は咄嗟に逃げ込んだ防空壕で偶然居合わせた謎の若い女性と情を交わすが、その女性は気付くと消えていた。その女性が忘れられなくて探し歩く主人公…で、後半のオチには笑った。他の作品とはちょっと毛色の違う話で面白かったです。 「白昼夢」久々に読んだけど、悪夢の一瞬を切り取ったような作品で短いけど印象深い。古い映画のような映像が目に浮かんでくる。 「芋虫」「押絵」「人間椅子」「目羅博士」…その他全部好きな作品です。
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光文社文庫の全集でだいたい読んだので、初読は「防空壕」「夏の夜ばなし――幽霊を語る座談会」のみだが、既読の作品も改めて面白い。 講談調の語り手の文体も、語り手が延々告白する口調も、同様によい。 やはり内容だけでない文章の味。 語り手が存在する場合は、語り手がある特異な人を観察した...
光文社文庫の全集でだいたい読んだので、初読は「防空壕」「夏の夜ばなし――幽霊を語る座談会」のみだが、既読の作品も改めて面白い。 講談調の語り手の文体も、語り手が延々告白する口調も、同様によい。 やはり内容だけでない文章の味。 語り手が存在する場合は、語り手がある特異な人を観察した上で読み手=聞き手に報告する、という形式があるみたい。 メディウム=媒介者が、特異な人と読み手の中間に位置するパターンが多いな、とか、つらつら思いながら読んだ。 以下ざっくりと。 ■火星の運河 彼女←私が語り手→読み手 ■鏡地獄 彼←(観察)ー私Kー(語る)→冒頭の語り手私→読み手 ■押絵と旅する男 兄←(観察)ー老人私ー(語る)→語り手私→読み手 ■白昼夢 演説者真柄太郎→語り手私→読み手 ■人間椅子 手紙の主→閨秀作家佳子←語り手作者→読み手 ■人でなしの恋 夫門野←(観察)ー語り手妻京子→読み手 ■踊る一寸法師 軽業師たち・一寸法師の録さん←(観察)ー語り手私→読み手 ■目羅博士の不思議な犯罪 目羅博士←(観察)ールンペン風の青年ー(語る)→語り手乱歩→読み手 ■蟲 木下芙蓉←柾木愛造←語り手作者→読み手 ■蟲 木下芙蓉←柾木愛造←語り手作者→読み手 ■防空壕 僕市川清一→聞き手/わたし宮園とみ→聞き手旦那さま ■お勢登場 おせい←格太郎←語り手作者→読み手 ■夏の夜ばなし――幽霊を語る座談会
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乱歩の「怪奇・幻想」方面の作品を取りそろえた短篇集。巻末には鼎談「夏の夜ばなし──幽霊を語る座談会」を商業媒体で初復刻収録。 鼎談は昭和22年グラフ雑誌「トップライト」八月・九月合併号に掲載されたもの。参加メンバーは乱歩と一橋大学名誉教授で検事など歴任した刑法学者の植松正と慶応...
乱歩の「怪奇・幻想」方面の作品を取りそろえた短篇集。巻末には鼎談「夏の夜ばなし──幽霊を語る座談会」を商業媒体で初復刻収録。 鼎談は昭和22年グラフ雑誌「トップライト」八月・九月合併号に掲載されたもの。参加メンバーは乱歩と一橋大学名誉教授で検事など歴任した刑法学者の植松正と慶応大学教授でエッセイストの奥野信太郎の三名。それぞれが専門分野が異なるため、三者三様の立場での幽霊談義は面白かった。
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