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殿中 鬼役 三十一 光文社時代小説文庫
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殿中 鬼役 三十一 光文社時代小説文庫

坂岡真(著者)

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殿中 鬼役 三十一 光文社時代小説文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2020/12/09
JAN 9784334791353

商品レビュー

4

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2021/09/13
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坂岡真氏の「鬼役」シリーズ、剣豪の矢背蔵人介の活躍が大好きである。 3話からなる。 「色無き風」 武者修行の地で、知り合った剣友の桑子半左衛門から30年も続く絵文と和島特産のロウソク1本が、蔵人介の元に届くところから、話が始まる。 宇和島の干鰯は、金肥と言われて綿花を育てる肥料で、和泉の国や大阪商人からは、どうしても欲しい納屋物である。 その利を貪りたい者達。 火盗改与力やその長官、商人の堺屋八十吉、宇和島藩の重臣 稲盛重綱・・・ 蔵人介と桑子が、酒を飲み交わした見世で、山鹿素行の言葉から禅問答のような話になる。 大事のためなら小事には目をつぶらねばならない・・・ それは忠義なのか? 2人の剣の凌ぎ合いに、ハラハラドキドキ・・・そして、直心影流が、蔵人介の胸へと・・・・。 最後の最後で、自分の信念を覆し、武士として義に殉じる覚悟。 桑子からの絵文で、出家した事が、わかるのだが、本当に、どちらも、非があるわけでないのに闘いをして、命を落とさずにいた事に、良かった!と、胸をなで下ろした。 「国芳受難」 志乃さんと蔵人介の着物の色柄も著者は、詳しく描いていて、素敵なお召と、うかがわれる。 水野忠邦の改革で、江戸と大坂の十里四方を持つ大尿と大身の旗本の領地の一部を返上させるというものであるのだが、・・・ 落ち度もないのに領地を替えられるなんて、武士だけでなく、領民の反発も しかし、国芳への風紀粛正で、やって来た鳥居耀蔵の配下の者と十手餅の安次郎を、コテンパンにやっつける志乃さんに拍手!!! 強い!蔵人介は、ヒヤヒヤものだけど・・・ そして、国芳の絵のがん料の紅から、紅花問屋の不正が、・・・ 大奥から御広敷用人迄…汚い賄賂を取っていたのだ。 塵箱集めの爺に扮した蔵人介が、戸賀崎を割腹したように、成敗する所なんか、藤田まことの必殺仕事人を思い出してしまった。 志乃さんの紅花奉行をやっつけるシーンも、スカッとと、してしまった。 「去り行く者」 印旛沼の開墾にあたって、材木問屋の熊野屋。 そして、水野忠邦の命を狙った刺客を退治した蔵人助は、命を狙われてしまう、 熊野屋が、浪人を集めているという所へ姿を変えて潜入するだが、反対に捕まってしまう。 蔵人介を助けるために、命を投げ出した、渋木直四郎は、片腕を切り落とされる。 なぜ水野忠邦の命を狙うのか? 上知令で、家慶との密約の場に居た2人。 鳥居耀蔵と井出沼内膳。 上知令を撤回されれば、一蓮托生で、地位が、落ちてしまう。 蔵人介の井出沼内膳への心の臓への鉄箸の一刺し。 本当に、必殺仕事人! 忠邦は、自ら引退。 しかし、左腕を亡くした渋木家は、お家復活ヘ。 今回は、正義を貫いた者達が、命を落とさずに、良かった! 一気に読んでしまった。

Posted by ブクログ

2021/08/23

鬼役31巻目。 今回は珍しく志乃さんがたくさん出てきて 普段とまた違う面白さたるや 上役との騒動やらなんやら、まだ全然終わりそうにない

Posted by ブクログ

2021/04/03

第三十一弾 絵文を交わす友、剣を交える時二人の胸中は 恩ある秋元家の危機に、義母志乃の活躍、国芳の絵から紅花、御金蔵破りの泥棒まで 老中水野を助けたことから逆に狙われ、養子と同じ年頃の刺客に興味を持ったことから老中の失脚に立ち会い 、策謀した裏切りに鉄槌を

Posted by ブクログ

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