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雪のなまえ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2020/12/08 |
JAN | 9784198652029 |
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商品レビュー
4
79件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
学校でのいじめで学校に行けなくなってしまった小学校5年生の雪乃。 母のやりたい仕事が東京であることから母の単身赴任のような形で、父の実家のある田舎へ、父と共に移住を始める。 最近の自分が生きやすくなったから余計に、子供の頃って本当に生きにくかったなあって思い出すような作品だった。 自分のこれまでと重なる部分が多かったので、作中に出てくるような揚げ足を取る人たちや、田舎特有の嫌な感じも共感できたし、無理を無理だと思わず続けてしまうこと、弱音の吐き方が分からないのも思い当たる節があった。 作品の舞台となっているエリアが近いので、知ってる方言も出てきた。 逃げてちゃ駄目なのは分かってても、それを味方だと思っていた人から言われるのって辛いよねえ…。 おじいちゃんの「みんなの助けを借りりゃあ何とか回ってくって?そりゃあ、回ってるうちに入らねえ、回らねえっていうだ」という考えが、もっと広まってほしいな。
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いわゆる学校に行けない子が自然の中で生きる力を取り戻していく的なお話。こんなにうまくはいかないんじゃないかなというのもあるけれど、自然の描写がとても美しくてするする読める。 テンプレではあるけど、大人もちゃんと苦しんで生きているっていうのを書いているところがよかった。 お父さんと...
いわゆる学校に行けない子が自然の中で生きる力を取り戻していく的なお話。こんなにうまくはいかないんじゃないかなというのもあるけれど、自然の描写がとても美しくてするする読める。 テンプレではあるけど、大人もちゃんと苦しんで生きているっていうのを書いているところがよかった。 お父さんとお母さんのキャラがいい。
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いじめから不登校となった雪乃。それをきっかけに、父は突然会社を辞め、祖父母の暮らす実家へ戻り農業をすると言い出す。母は仕事のため、一人東京に残り、週末に訪ねてくるという、2拠点生活が始まる。転校手続きはするものの、新しい学校にもなかなか登校できない雪乃は、幼いながらも、祖父母や父...
いじめから不登校となった雪乃。それをきっかけに、父は突然会社を辞め、祖父母の暮らす実家へ戻り農業をすると言い出す。母は仕事のため、一人東京に残り、週末に訪ねてくるという、2拠点生活が始まる。転校手続きはするものの、新しい学校にもなかなか登校できない雪乃は、幼いながらも、祖父母や父の手伝いをしながら、生き方を模索していく。地域住民に受け入れられることの難しさ、離れて暮らす夫婦と家族の関係、農業の奥深さ、などなど、絡めながら、雪乃の成長を綴った物語。 もともと農業新聞に掲載されたものだと知り、納得するものの、移住がこんなにうまくいくものか?と少し疑問。結局、悪人は出てこないので、途中厳しい意見はあっても、最後はいい方向に解決していくし、会話の端々に人生訓になるような言葉が出てくるのが、じんわりくる。私好みのハッピーエンドではあるのだけど、厳しいことを言えば、農作業の大変さはお話の中でもたくさん出てくるが、経済的な大変さは表には全く出てこない。夢を見れて、実験もできて、恵まれた農業環境なのは、そういう地域だからか?農業新聞掲載に、あまり悲観的なお話は書けるわけないかと、裏事情を推測してしまうくらい、ちょっと能天気なお話に思えてしまった。
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