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二人がいた食卓
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/12/09 |
JAN | 9784065218747 |
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二人がいた食卓
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商品レビュー
3.2
25件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
真綿で首を絞めるというのはこういうことか。 すれ違いの話ではあるんですが、普通のすれ違いと違って、主人公が夫のことを対等な人として見ていなかったのが別れの根本的な原因であるように思います。徹頭徹尾、自分の正解にこだわって相手の希望をほぼ聞かないことが麻生サチのエピソードから分かって恐ろしかったです。外堀の埋め方も、日常的に正論で逃げ道が潰されていたところもぞっとしました。夫はそんな風に表面を取り繕われて、自分の心情は妻を含めてだれも知らないなんて孤独だったんだろうな。 行間を変に深読みしただけかも知れませんが、個人的に夫は、お互いダメなところも愛し合っていけたらいいなと考えているタイプだと思うので、読んでいて辛いシーンがいくつもありました。主人公の、目の前の人より、理想の目の前の人を求めてしまう気持ちは痛いほどよく分かるけど。
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親しみやすくて残酷な話 泉は、旺文はどう振舞うのが良かったんだろう…お互い歩みよらなかったわけじゃない。一緒にいる努力を全くしなかったわけじゃない。 根本的な価値観の不一致? これって乗り越えられるのか? そういったことを考えさせられる良い一冊でした。
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心がざわざわし、そのざわつきは頁を捲る毎に増長して行く。 食がテーマでこんなにも不穏な作品は珍しい。 旺介と泉は同じ会社に勤める20代の夫婦。 泉はコレステロール値が高い夫を気遣いヘルシーな食事作りに気持ちを注ぐが、かたや夫は偏食でファミレス舌。 エスカレートして行く泉の料理...
心がざわざわし、そのざわつきは頁を捲る毎に増長して行く。 食がテーマでこんなにも不穏な作品は珍しい。 旺介と泉は同じ会社に勤める20代の夫婦。 泉はコレステロール値が高い夫を気遣いヘルシーな食事作りに気持ちを注ぐが、かたや夫は偏食でファミレス舌。 エスカレートして行く泉の料理と対照的に徐々に心が冷えて行く旺介。 この食事作りは夫の為なのか自己満足なのか、私には執着に感じホラーの様にすら思える。 旺介の気持ちも分からなくもないが、彼が取ったある行動には嫌悪感を抱いてしまう。 たかが食、されど食、さじ加減を誤ると待っているのは破滅。
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