- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-06-02
マスク スペイン風邪をめぐる小説集 文春文庫
定価 ¥682
440円 定価より242円(35%)おトク
獲得ポイント4P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2020/12/08 |
| JAN | 9784167916138 |
- 書籍
- 文庫
マスク スペイン風邪をめぐる小説集
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
マスク スペイン風邪をめぐる小説集
¥440
在庫なし
商品レビュー
3.6
18件のお客様レビュー
コロナ禍にある2020年の発行であることから、100年前に同じように猛威を振るったスペイン風邪の流行を扱った短編集が編まれることになったのかと推測する。 「マスク」はコロナ禍あるあるが満載されている。マスクをしないで混雑の中に出かけるのは、勇気ではなく蛮行である。 他に、流行性感...
コロナ禍にある2020年の発行であることから、100年前に同じように猛威を振るったスペイン風邪の流行を扱った短編集が編まれることになったのかと推測する。 「マスク」はコロナ禍あるあるが満載されている。マスクをしないで混雑の中に出かけるのは、勇気ではなく蛮行である。 他に、流行性感冒にかかった友人や、流行性感冒で亡くなった同僚に対する周囲の対応を描いた作品が続く。 「船医の立場」は、流行性感冒がテーマではないものの、感染病と正義をテーマにしている。 「忠直卿行状記」は歴史物。他は、幕末から明治にかけての人々を描く。 どれも人間心理の描写が鋭く細やかで、考えさせられる。特に「仇討禁止令」に描かれる維新の悲劇はやるせない。 「私の日常道徳」には菊池寛の人柄を感じる。約束は破らない、ただし原稿の締め切りだけはやむを得ない、というのがふふふ・・・ 【マスク】 流行性感冒が猛威をふるう。医師から心臓の異常を指摘されている私は、感染イコール死を意味する、と戦々恐々とする。 【神の如く弱し】 婚約者を親友に奪われてもはっきり抗議もできず、知り合いに愚痴ばかり垂れ流して生活を荒ませていく友に呆れ果てていた。 その友が流行性感冒にかかり、死の淵を彷徨う。 【簡単な死去】 社内でも嫌われ者の同僚が流行性感冒で急死した。故郷とは断絶しているので社で葬儀の世話をしようと上司は言うが・・・ 【船医の立場】 盗んだ小舟で黒船に乗り込もうとした幕末の志士二人の願いを受け入れるかどうか。 【身投げ救助業】 京都、琵琶湖疏水の飛び込み名所の橋のたもとで茶店をいとなむ老婆は、多くの身投げ人を救ってきた。 【島原心中】 死にきれなかった心中の片割れの男を尋問した若き日の検事。そこで感じた、法における罪と、人の情において許せない行動と。 【忠直卿行状記】 家康の息子結城秀康を父に持ち、越前六七万石を継いだ忠直の寂しい暴君ぶり 【仇討禁止令】 高松藩の祖は、水戸光圀の兄。徳川宗家の中でも御三家に次ぐ家という自負が強い。 幕末、鳥羽伏見で負けて逃げ帰り、錦の御旗を掲げた土佐藩、丸亀藩に攻め込まれる危機が迫った。 佐幕を貫いて逆賊の汚名を着るか、それとも恭順か。 【私の日常道徳】 自分より金持ちからは遠慮なくもらい、金のない人には援助を惜しまない。 好意には好意を、悪意には悪意を。 『解説「百年の黙示」辻仁成』 百年前のパンデミックを描いた「マスク」は現代のコロナ禍そのもの。この時から日本人はマスクの重要性を認め、ヨーロッパのようにロックダウンに至らずに済んだ。菊池寛の先見の明よ。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
⚫︎受け取ったメッセージ 表題「マスク」より、人はいつでも自分本位…でもそこが人間らしさ。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載)➕ネタバレ注意 スペイン風邪が猛威をふるった100年前。作家の菊池寛は恰幅が良くて丈夫に見えるが、実は人一倍体が弱かった。そこでうがいやマスクで感染予防を徹底。その様子はコロナ禍の現在となんら変わらない。スペイン風邪流行下の実体験をもとに描かれた短編「マスク」ほか8篇、心のひだを丹念に描き出す傑作小説集。解説・辻仁成 【収録作品「マスク」】 見かけは頑健に思われているが、実は心臓も肺も、胃腸も弱い。そんな自分に医者は「流行性感冒にかかったら、助かりっこありません」と言う。だから、徹底的に感染予防に努めた。でも暖かくなったある晴れた日に、黒いマスクの男を見かけて――。 誰もマスクをしないときにマスクをするのが文明人!と思っていたうちは、マスクをつけている人を同士よ…と思えていたのに、自分がマスクを外している時に見かけたマスクの若者を見て、小憎らしい!と思ってしまう。 ⚫︎感想 若者を見て、強者の態度を感じ取り、忸怩たる思いをする…という人間の自分本位な考えが浮き彫りになるのだが、マスクという軽い題材なので、クスッと笑える。
Posted by 
表題の短編「マスク」では、今も明治も感染症対策は大差無いなと気づかされた。黒マスクって昔からあったのね。 「身投げ救助業」が印象的。川に身投げして溺れた者を救助して小銭を稼いでいた老婆が...
Posted by 
