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池田理代子第一歌集 寂しき骨
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/11/26 |
JAN | 9784087754513 |
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池田理代子第一歌集 寂しき骨
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
図書館から借りる 手にとって驚いた。 「え、あの池田理代子さん?」 そう、ベルばらの。←読んだことないけど(笑) プロフィールみたら 歌人でもあるんだね、と。 才能ある人っているんだなぁと…つくづく。 人生を詠んでる。 そんな本でした。
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池田理代子さんの歌文集ですね。 池田理代子さん(1947年大阪生まれ千葉県育ち) 漫画家、作家、劇画家、声楽家、オペラ歌手、歌人 解説の永田和宏さんは『歌集「寂しき骨」は、各章がほぼ池田理代子の時間軸に沿ったようにならべられているが、それぞれが読み切りの小さな物語のような構成に...
池田理代子さんの歌文集ですね。 池田理代子さん(1947年大阪生まれ千葉県育ち) 漫画家、作家、劇画家、声楽家、オペラ歌手、歌人 解説の永田和宏さんは『歌集「寂しき骨」は、各章がほぼ池田理代子の時間軸に沿ったようにならべられているが、それぞれが読み切りの小さな物語のような構成になっている。』と述べられています。 エッセイのような文章の後に短歌が続きます。 南方の戦を生きて父は還る 命を我につながんがために ホームドラマのごとく甘えてみたき日も ありけり昭和を体現する厳父(ちち) あれほどに子を慈しみ子を抱きし 母が見知らぬ人となるとき はつらつと客を迎える母の声 見知らぬ人の衣擦れさやかに 人知れず咲く野の花に惹かれおり 世間の人は薔薇をくれるが 秋長けてきみ宿りせる山小屋に 頬紅き日の吾も訪ねき 白き服 乙女の如くそっと纏い 白き花摘みに行きたし我も 黄金の風切り羽根の水平に また垂直にトンビ飛翔す 手も触れず唇にさえ触れぬ初恋の 痛みの今も胸に残れり 寒梅の冷たかるべき蕾さえ 汝が手に抱かれほころぶものを わが君と愛しき猫の熟睡(うまい)せる ソファのあたりのまろき幸福 この人を忘れてしまう日が来るのか いつか私でなくなる時が 池田理代子さんの短歌は、真っ直ぐで子供のように自分の気持ちを詠み込んでいられるようです。 エッセイもその時のご自身の内面を赤裸々に綴られています。 ご自分のやりたいことを正直にトコトンやり抜く、ダイナミックな半生を読ませていただきました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
漫画に声楽に歌集と多彩すぎる方。 いろいろな観点から感性を磨いているようで、それが短歌の中にも表れているなと思える。 50歳くらいになって漸く、自分は山を歩くというよりは、山に至る森林を歩くのが好きなのだと分かった。日に透ける葉、湿っぽい日陰の倒木に生息するきのこ、何か名前も分からぬ赤い木の実、頂上近くにひっそりと咲く花、そういったものを眺めながら歩くことに無上の喜びを感じるのだった。それが分かって以来、山登りをすることはなくなった。(p.43) 白銀の彼方に臨む槍穂高 われ乗鞍の肩にぞ立てり 雨風に逐わるるごとく下り来て 泥流はやき山を愛しむ(p.46) 私はよく、「創作の源泉は?」といったことをインタビューなどで聞かれることがある。それはもちろん色々あるのだろうけれど、まず、閉じ籠って、或いは群れから離れて、自分だけの空想の世界に浸る時間を持つことは、捜索に置いて必須条件ではないだろうか。(p.87) 話すのはただ一方的に君ひとり われはただ聞く知らぬ世界を(p.92) わが君と愛しき猫の熟睡せる ソファのあたりのまろき幸福(p.136)
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