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天空の檻【獣宴】 フランス書院文庫
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天空の檻【獣宴】 フランス書院文庫

綺羅光(著者)

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天空の檻【獣宴】 フランス書院文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 フランス書院
発売年月日 2020/11/24
JAN 9784829644829

天空の檻【獣宴】

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商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

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2021/06/11

久々に良い感じ!

綺羅光ファンとしては、求められるクオリティーが有るので、最近は「ちょっと無いなぁ…」と感じる残念な作品が続いていたのですが、これは久々にヒットでした。 舞台背景やその描写の的確さはもちろん、いつも通りのハードな展開ではあるのですが、男側を主人公と云うか、その心情を明示させる...

綺羅光ファンとしては、求められるクオリティーが有るので、最近は「ちょっと無いなぁ…」と感じる残念な作品が続いていたのですが、これは久々にヒットでした。 舞台背景やその描写の的確さはもちろん、いつも通りのハードな展開ではあるのですが、男側を主人公と云うか、その心情を明示させることで、既存作品よりも読者側に寄せて設定し、いつもより人道的wな感じに思わせ、読む側を「共犯者の様なな感覚」に陥らせる事に見事成功しています。 ただ、そちらにページを割いた分だけ、標的となる女性の内面描写が足りなく感じてしまうのは、やむを得ない所なのかもしれません。 嗜虐系の官能小説に於いて、右に出る者の居ない著者にとっては幾分かマイルドな作風で、初めての方にも読み易い作品となっています。 ポリティカル・コレクトネスが社会を席捲している今、求められるのはこういうマイルド路線なのかもしれませんね。 皮肉な言い方ですが、このジャンルの小説ですらそういう「時代の流れ」には逆らえないのかと思うと、寂しい気持ちも若干ですがしました。 綺羅光先生、これからも頑張ってくださいね!

左衛門佐

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