オタクな俺がリア充社長に食われた件について シャレードブックスC

村崎ハネル(著者), 丸木文華(原作)

• 販売会社／発売会社: 二見書房
• 発売年月日: 2020/11/24
• JAN: 9784576201818

商品レビュー

2021/01/01

▼あらすじ
君がいなくなったら俺は何を抱けばいいんだ
十八禁美少女ゲームのシナリオライターだが女性経験ゼロの倖太郎。行きつけのメイドカフェでイケメン社長の泉田と出会い、幸か不幸か気に入られ、あらゆる風俗へと連れまわされる。エロスで頭がいっぱいになっていく倖太郎だが、SMクラブを訪れた際にプレイのなりゆきで泉田に後ろを犯され、めちゃくちゃに感じてしまい…。
原作タッグで最強コミカライズ！

＊＊＊

ストーリーの完全度：普通〜やや低い
トーン：コミカル
エロ度：高い
萌え度：普通
総合評価：★3.0

丸木文華先生原作、『オタクな俺がリア充社長に食われた件について』のコミカライズ版。イラストは原作でも挿絵を担当した村崎ハネル先生。
原作を読んだのは大分前なんですが、この作品はコメディ色が強い割にエロがなかなかハードで今でも印象に深く残っている作品なんですよね。

なのでコミカライズ版が出ると聞いた時はワクワクしていたのですが、いざ読んでみたら…原作を読んだ時の半分も面白さを感じられなくて吃驚してしまいました。
ストーリーは原作と同じはずなのに、まるで別の作品を読んでいるような気分で、原作を読んだ時はあまり気にならなかった泉田の行動の一つ一つがコミカライズ版だとめちゃくちゃ引っ掛かってしまって、自分でもあれ！？って感じでした。

泉田ってこんなに誠実さに欠ける男でしたっけ…？確かに原作でもちょっとチャラい雰囲気はあったけど、あまり嫌なイメージは抱かなかったはずなんですよね…。
それなのにコミカライズ版だと嫌なところばかりが目に付いてしまって、泉田に全然好感持てないんですよ(笑)
寧ろ好きになる要素ある？って感じで。
まぁ、原作を読んでから数年の月日が経っていますし、私の好みが変わってしまったという可能性もあるので後で原作を読み返してみますが、それにしても泉田ってこんな訳の分からない事をする男だっただろうか…って感じです(^^;)

あと、エロさに関して言えばこれは間違いなくコミカライズ版よりも原作の方が圧倒的に上です！原作は擬音使いまくりだし、何より倖太郎の台詞が全然違います。原作は倖太郎がみさくら喘ぎをするのでより一層エロく感じるんですよ…。
コミカライズ版は良くも悪くも普通な感じで、全然そそられなかったです…(-_-;)
やってる事は同じなんですけど、こんなにも感じ方が違うなんて自分でも驚きでした。いかに丸木文華先生の文章が巧みだったのか思い知らされました。残念ですが、コミカライズ版を読み返す事はもうないと思います…。