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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2020/11/20 |
JAN | 9784582838527 |
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商品レビュー
4
19件のお客様レビュー
物語のアイデアと創作ノートの間のような文章たち。ここから完成に至る場合もあるし、何年も眠ったままのこともあるらしい。 なかなか挑戦的な一冊。 黒いダイヤモンドの話が良かった。
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小説ではなく、随筆でもなく、詩でもなく、 目次はなくて、ページもない。 読者が戸惑わないための「前書き」。 これだけが唯一、作者からのメッセージ。 「これから物語になるかもしれない 言葉の断片たちが並んでいます」と。 夜のひと時、ふっと湧き出す言葉たち。 形式にとらわれず、 ...
小説ではなく、随筆でもなく、詩でもなく、 目次はなくて、ページもない。 読者が戸惑わないための「前書き」。 これだけが唯一、作者からのメッセージ。 「これから物語になるかもしれない 言葉の断片たちが並んでいます」と。 夜のひと時、ふっと湧き出す言葉たち。 形式にとらわれず、 自由に転がっていたり、浮かんでいたり。 吉田篤弘氏自身による挿し絵も楽しい。 『もう音が出なくなったピアノ。 何十年も前にこの場所で鳴らした音は そのあたりに消え残っていて、 然るべき耳を持った者が立てば、 音が耳に吸い込まれてよみがえります』 『林檎の絵を描くということは 林檎から見られているということ。 時々僕とリンゴは入れ替わる。 何も難しいことじゃない』 この一口サイズの言葉たちは どんな物語になっていくのでしょう。 見られていると言えば…。 友人が三越で買ってきた桜の枝。 花瓶に生けた2-3日後から ほんの少し枝の向きを変えて ふんわりこちらを見ているような。 この作品を読んだあと そんな言葉が転がってきました。 影響 受けすぎやわ! 傍らに珈琲を。さんの本棚にあった作品。 心と体がふわっとほどけるひと時でした。 出会いをありがとうございました。
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楽しかった~♪ これ好き!が沢山詰め込まれた1冊だった。 どうしたらこんなに素敵なアイデアが浮かぶんだろう。 ページを捲るごとに新しい物語の欠片達があらわれる。 作品となる前の断片達を受け取ることが出来ちゃうなんて、こんな贅沢なことがあっていいのかしら。 ただし、前書きを必ず読...
楽しかった~♪ これ好き!が沢山詰め込まれた1冊だった。 どうしたらこんなに素敵なアイデアが浮かぶんだろう。 ページを捲るごとに新しい物語の欠片達があらわれる。 作品となる前の断片達を受け取ることが出来ちゃうなんて、こんな贅沢なことがあっていいのかしら。 ただし、前書きを必ず読むべし。 取説だからねb 本書は「前書き」にある通り小説でも詩でもなく、「まだ書かれていない本」=「断片」。 半ページのものもあれば、たった1行のものもある。 でも吉田さんが仰る通り、長編小説も最初は「ほんの数行」だったわけで。 不思議なもので、ほんの数行のそれらを読むだけで、心はすっかり吉田ワールドに持っていかれてしまう。 もう少しこの物語を読みたいな…そう思い始めたところで、違うお話に移ってしまう。 なんだか、おあずけを喰らったみたいな心持ち(笑) でも、そこがいい。 もっともっとと心が求める。 吉田さんは言う。 「「全体」が姿をあらわしてしまうと、断片であったときの「面白さ」「孤独」「記憶」「自由」はそれきり失われてしまいます。 とりわけ「可能性」です。」 本書は、吉田作品を幾つか読んでファンになられた方のほうが、より楽しめるかもしれない。 何故なら、断片的な言葉であっても、そこにいつもの吉田さんの良さがたまらない程に凝縮されているし、彼の言う「可能性」について、彼色な世界観をもって想像することが出来るから。 ファンの方が本書をお読みになったら、これこれ!っていうわくわく感に胸を鷲掴みにされるはず。 「オーケストラ」「魂」「長い眠り」「サンドイッチ」……… あの作品この作品で物語として完成した沢山の断片達を見つけることが出来たのも嬉しかった。 「そう考えると、ここに並べられたものは博物館の展示物ではなく、隙間からほんの少し覗いた未来のかけらなのです。」 また、本書には「金曜日のラジオ 4」と題した付録小冊子がついている。 「4」ということは「1」~「3」もあるわけで。 どうやら「1」は『フィンガーボウルの話のつづき』、「2」は『チョコレート・ガール探偵譚』に付録されているようだ。 これは吉田さんが「ラジオでおしゃべりするみたいに文章を書けないものか」という着想から始まったものらしい。 「3」はどの本の付録だろ? こちらも今後のお楽しみの1つとなった。
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