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大正異能恋奇譚 ~塔ヶ崎家ご当主様の秘密~ シャレード文庫
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大正異能恋奇譚 ~塔ヶ崎家ご当主様の秘密~ シャレード文庫

海野幸(著者), 八千代ハル(イラスト)

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大正異能恋奇譚 ~塔ヶ崎家ご当主様の秘密~ シャレード文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2020/11/24
JAN 9784576201788

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2022/06/08

▼あらすじ 資産家の屋敷の使用人となった圭太。ところが当主の和臣は代替わり早々に精神を病んで土蔵に隔離され、夜な夜な奇声と共に菜園を荒らすという。 ある日、ついに和臣と遭遇した圭太は、元来の実直さからそっと綿入れを差し入れたのだが、これが元で圭太は和臣のお世話係を命じらる。右も左...

▼あらすじ 資産家の屋敷の使用人となった圭太。ところが当主の和臣は代替わり早々に精神を病んで土蔵に隔離され、夜な夜な奇声と共に菜園を荒らすという。 ある日、ついに和臣と遭遇した圭太は、元来の実直さからそっと綿入れを差し入れたのだが、これが元で圭太は和臣のお世話係を命じらる。右も左もわからぬまま彼の手を引き、風呂の世話をし、食事を手ずから食べさせ…身なりが整えば俳優並の美形の主が新米使用人を重用する、その驚きの理由とは!? *** ストーリーの完全度:やや高い トーン:せつない・ほのぼの エロ度:低い 萌え度:普通 総合評価:★4.0 表紙と作家さんだけ見て購入したので特殊能力?ものだと知ってビックリ。でもタイトルをよく見たらちゃんと“異能”って書いてありましたね(笑) 最初は和臣に何が起こってるのか訳が分からなくてひたすら「???」って感じでしたが、説明を聞いてあーなるほどなーと納得。 全体的にほのぼのとした雰囲気のお話で、最初は素っ気なかった和臣が圭太と過ごす内に徐々に心を開いていく様子が丁寧に描写されていたと思います。 圭太の周りの使用人も良い人達ばかりで読んでいてほっこりしたのですが、唯一予想外だったのが例の新入り(笑) 普通に当て馬キャラだと思っていたのですが、まさかのミスリードでしてやられたな、と。ある意味、一番衝撃的でした(笑) 最後は勿論ハッピーエンドで読後感も良かったのですが、和臣がお祖母様に圭太との関係を説明すると言っていてそれはちょっとどうなのかなと思ってしまった…。あの時代って今よりもずっと同性愛に対する偏見が強いし、お祖母様が二人の関係を素直に認めてくれるとは思えないんだよなぁ…。圭太、絶対陰でいびられるでしょ…( ̄▽ ̄;) まぁ、仮に何かあっても和臣が全力で守ってくれるとは思いますが、二人にはこれからも出来るだけ平穏な日々を過ごしてもらいたいですね…。

Posted by ブクログ

2020/12/26

面白かった! 呪いのせいで座敷牢に住む当主の和臣と、その屋敷で働く天涯孤独の圭太。 圭太の性格がひたむきで一生懸命なところが、食事に対する姿勢に表れていて、読んでいくうちに和臣のように好感を持っていってしまう。攻である和臣も、ただならぬ苦しみの中にあってさえ、愚痴も言わず家長とし...

面白かった! 呪いのせいで座敷牢に住む当主の和臣と、その屋敷で働く天涯孤独の圭太。 圭太の性格がひたむきで一生懸命なところが、食事に対する姿勢に表れていて、読んでいくうちに和臣のように好感を持っていってしまう。攻である和臣も、ただならぬ苦しみの中にあってさえ、愚痴も言わず家長としての使命をまっとうしようとする好男子なので、とても好きな組み合わせでした。 海野さんはバランスがいいなー。本筋のお話と恋愛要素のバランスが秀逸で、最後まで飽きさせない。キャラも良いのでとても楽しめました。

Posted by ブクログ

2020/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大正ロマンでファンタジー要素あり。 とっても面白かったです。…美女と〇獣とか鬼〇の刃とか〇ェリまほとかにどっぷりハマっているせいか、今欲しいその手の萌えがギュギュっと詰まっていて(鬼もリーマンも出てこないけどw)まさにグッドタイミングな作品でした! 八千代ハルセンセのイラストも、作品にぴったりで雰囲気をあげてくれていました。 当主×使用人の主従もので、冒頭では当主の和臣は精神を病んで土蔵に閉じ込められ奇声を発しているというちょっと凄いキャラ設定。 そんな和臣のお世話係となる19歳の新米使用人の圭太は、まったく臆することなくかいがいしく、一生懸命身の回りのお手伝いに日々励みます。 …圭太がほんとにいい子。一点の曇りもない清々しい性格で、塩対応の和臣にもめげずに心のこもったお世話をします。 読み進むうちに、和臣の奇行の理由が解明されていくのですが、そういえば圭太も特異体質の持ち主で、そんな二人がめぐり逢ったのは運命なんだろうな~と思わせてくれます。まさに割れ鍋に綴じ蓋cpなのです。 主従関係が相思相愛に発展していく過程が、ドキドキでした…和臣は、圭太の考えている事だけが読めない男だし、圭太は圭太で、ご主人様に恋心なんか滅相もない!と思い込んでいるので、本当にどうするんだろうと心配させられました。 凜一や綾部など、恋の障害になる相手なのかと思わせるところも見事な展開。王道だけどお見合いで和臣が圭太の気持ちを確信するところも、どきっとさせられて面白かったです。…和臣なかなかやりますね。 最初はただ体質改善?のために手を握っていたのが、どんどん甘く恋人繋ぎのようになっていくのが良かったです。かわいくてキュンキュンしちゃいました。 最後はもうイチャコラ全開でごちそうさまとしか言えなかったです!ずっとラブラブで幸せに暮らしてほしい二人でした。

Posted by ブクログ