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フットボール風土記 Jクラブが「ある土地」と「ない土地」の物語
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フットボール風土記 Jクラブが「ある土地」と「ない土地」の物語

宇都宮徹壱(著者)

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フットボール風土記 Jクラブが「ある土地」と「ない土地」の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 カンゼン
発売年月日 2020/11/13
JAN 9784862555748

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フットボール風土記

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商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2023/05/07

主にJFLや地域リーグにフォーカスを当てている。新進気鋭のクラブから廃部寸前の企業クラブまで、様々なカラーを持つクラブがあり、興味が増した。FC今治での岡田武史の挑戦はいつ読んでも面白いし、コバルトーレ女川の復興と共に歩んだストーリーも興味深かった。筆者の言う通りマネタイズが難し...

主にJFLや地域リーグにフォーカスを当てている。新進気鋭のクラブから廃部寸前の企業クラブまで、様々なカラーを持つクラブがあり、興味が増した。FC今治での岡田武史の挑戦はいつ読んでも面白いし、コバルトーレ女川の復興と共に歩んだストーリーも興味深かった。筆者の言う通りマネタイズが難しいジャンルではあるもののそのドラマはJ1よりも深みがあると思う。是非このような力作を残し続けてほしい。

Posted by ブクログ

2021/10/24

私はサラリーマンであるが、若い頃に、所属している会社のサッカー同好会に籍を置いていたことがある。私自身は上手い選手とは言えない。というか、私ばかりではなく、籍を置いているほとんどの者が、学生時代にサッカーをやっていて、会社に入っても好きなサッカーをやりたいという気持ちで同好会に入...

私はサラリーマンであるが、若い頃に、所属している会社のサッカー同好会に籍を置いていたことがある。私自身は上手い選手とは言えない。というか、私ばかりではなく、籍を置いているほとんどの者が、学生時代にサッカーをやっていて、会社に入っても好きなサッカーをやりたいという気持ちで同好会に入ってきている。本気でやっている企業のサッカー部とは異なる。練習はない。その地域のサッカーリーグに加入したり、天皇杯の予選に参加したり、要するに時々試合を楽しみ、更には試合の後の飲み会を楽しむという同好会であった。我々自身は、平日は仕事と飲み会で不摂生を続けているわけで、学生時代、それなりに体育会等で頑張ってやってきた連中でも、会社に入って1年もすれば、学生時代の身体の切れはなくなる。 日本のサッカーはJ1を頂点にしているが、実は、それは、最底辺の、我々が所属していたリーグまで繋がっている(私がやっていた頃は、今と少し構成が違うだろうが)。J1,J2,J3のプロリーグの下に、JFLという全国リーグがある。ここには、企業サッカー部がまだ存在したりしている。JFLの下は地域リーグ。九州とか四国とかの地方ごとに存在するリーグ、これがたいていの場合、2部構成になっている。JFLがJ4、地域リーグ1部がJ5、2部がJ6。その下に都道府県リーグがあり、これも2部構成のところが多い。県リーグの下には、県の地域、例えば県北とか県南とかのリーグがあり、その下に市のリーグがあり、これも大きな市だと2部とか3部構成になっている。例えば市リーグの2部にいるチームは、都道府県によって異なるが、J12とかぐらいになるのだ。我々が試合をしていたのは、そのレベルのリーグであった。 そのレベルのリーグであったが、一応、J12であり(そんな呼び方はしないが)、11年連続で所属リーグで優勝したりすれば(もちろん、スタジアム保有等の別の条件も出てくるが)、J1入りが理屈上は可能なのである。更にはJ1で優勝し、ACLで優勝すれば、世界クラブ選手権に出場し、バルサと試合をすることも可能なのである。そういった繋がっている感は、サッカー競技の良さであったと思う(「あったと思う」と書いたのは、さすがにプレーは随分以前にやめているから)。 本書は、JFLよりも更に下のリーグのチームに焦点を当てて書かれたものであるが、そういった、繋がっている感が、というか、実際に理屈上、Jリーグと繋がっていることが、地域のクラブチームのモチベーションになっているケースが多いことが分かる。 本書を読んで、もう1つ考えたのは、企業スポーツがどうなっていくのかな、ということである。 Jリーグが出来た時、多くのチームは前身の日本リーグから乗り移ったものである。フロンターレは富士通、横浜マリノスは日産、名古屋はトヨタ、ガンバはパナソニック、セレッソはヤンマー、アントラーズは住友金属、等々である。 Jリーグは企業チームは参加できない。企業チームは、最高でもJFL、すなわち、J4までしか参加できない。JFLのHPを調べてみると、JFLのうち、企業名を名乗っているのは、HONDA, ソニー仙台、マルヤス、ホンダロックくらいである(判断できないチーム名もあった)。その他は、基本的にクラブチームである。HONDAにせよ、ソニーにせよ、そのチームでJリーグを目指す訳ではないというだけであり、プロ契約の選手はいるだろうし、Jリーグ出身の選手や、今後、Jリーグでプレーすることを目指している選手も多いはずである。要するに、サッカーという競技においては、トップクラスのチームはすべてプロのクラブチームであり、昔ながらの企業チームは、既にないということである。 サッカー以外を見てみると、野球は12球団のプロ野球を頂点に、その下には、独立リーグがあり、また、サッカーとは異なり、社会人チーム(企業チーム)も、まだまだ多いが、最近はクラブチーム化の流れがある。バレーボールは、プロリーグがあるが、企業チームが参加している。バスケットボールはJリーグ方式のBリーグが発足。ラグビーはプロ契約選手も多いのだろうが、企業名でのリーグが行われている。 全般的には、競技によってその程度は異なるが、プロ化の流れが基本的にどの競技でもあるのではないかと思う。ただ、プロが存在し得るかどうかは、競技によって異なるだろう。ただ、サッカーや野球等のように、プロリーグが存在し得る競技では、企業がチームを持つ意味は、ほとんどなくなりつつあるのではないかと思う。 本書を読んで、上記のようなことを考えた。 そういったこととは関係なく、本書は単純に読み物として面白いので、サッカー好きの方にはお薦め。

Posted by ブクログ

2021/09/27

Jリーグだけがサッカーではない。色々なチームがそれぞれの目標に向かってボールを蹴る。面白いですよね。早くスタジアムに見に行きたいです。

Posted by ブクログ