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社会保障と財政の危機 PHP新書1239
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2020/11/13 |
JAN | 9784569847733 |
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社会保障と財政の危機
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本を読むと残念ながら政府の行う対策の燃費の悪さがわかります。 もちろん何もやってないわけではなくてそれなりに効果もあるんですけど 供給が足りない時に需要を創出する金融政策をやったりだとか コロナで物理的に供給を増やせない(緊急事態宣言で店を開けない)時に給付金を全体にばら撒くとか。 もちろん的には当たってるので全く効果がないわけではないのですが経済学的に無駄が多いことはたくさんあるのかもしれません。 「世代間不公平としてのコロナ禍」 コロナに罹患して亡くなってしまう人数と経済を止めて自殺してしまう人数がトレードオフの関係にあるというのは目から鱗でした。 コロナは確かに高齢世代や基礎疾患のある人に死亡者が多かったと思います。 そうなると緊急事態宣言は高齢世代を守るための政策で現役世代の負担の上に成り立っていたのがわかります。 次に定額給付金が全員に配られるという意味では失業や収入減に直面する現役世代に比べて年金が減らない高齢者も同額もらえます。 そういう意味で 「負担は現役世代」 「利益は高齢世代」 という構図になって 「シルバー民主主義」 「世代間不公平」 が生まれていたというのは初めて理解できました。 最後のベーシックインカムのところが少し消化不良でした。 やっぱり専門が社会保障と経済学なのでベーシックインカムは少し畑違いなのかなと思いました。 ただ財源についてはかなり精緻に上げていただいてるのでとてもよくわかります。 負の所得税の方がベーシックインカムより事務手間の面で効率的なんですね。 やはり制度の精度を上げるためにはマイナンバーカードで全ての所得を把握することが必要やと思います。 サラリーマンだけが所得把握されているトーゴーサンはAI時代にはマッチしていません。 社会保障が平等に行き渡るためにもデジタル化は待ったなしやなと思いました。
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コロナ禍における、社会保障の現在の状況を分析して、問題解消のための処方箋が著された一冊です。医療、介護の現状については、知りませんでしたが、まあこんなものだろうという印象が残りましたが、年金については、ある程度知っているつもりだったので、自分の無知が分かり、為になったとともに、こ...
コロナ禍における、社会保障の現在の状況を分析して、問題解消のための処方箋が著された一冊です。医療、介護の現状については、知りませんでしたが、まあこんなものだろうという印象が残りましたが、年金については、ある程度知っているつもりだったので、自分の無知が分かり、為になったとともに、これだけ現状が厳しいとは思わず、少しショックを受けました。全体的に問題の処方箋としては大胆な印象を受けました。
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「コロナ問題」を経済学で分析、対策を提示。実に面白い。 日本のコロナ対策も「科学的・専門的知見」に基づいて立案・実行されるべき。 これまでの「気合いの政治」から脱却しなければ世界の中で戦えない。 今回のオリンピック組織委員会のバタバタが良い例。 脱・老人の跋扈
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