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任侠駆け込み寺 祥伝社文庫
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任侠駆け込み寺 祥伝社文庫

向谷匡史(著者)

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任侠駆け込み寺 祥伝社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2020/11/12
JAN 9784396346898

任侠駆け込み寺

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商品レビュー

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2023/01/07

 また面白い本に出会ってしまいましたぁー。 (「しまいました」は失礼だろっ!)  本書の強烈な主人公『浄土真宗 一道山 任俠寺』住職・天涯、まずはこの設定だけでニヤリ、ワクワク感に期待が高まります。今野敏さんの任俠シリーズみたいな感じ?  この住職である天涯は、口が悪く下卑た冗...

 また面白い本に出会ってしまいましたぁー。 (「しまいました」は失礼だろっ!)  本書の強烈な主人公『浄土真宗 一道山 任俠寺』住職・天涯、まずはこの設定だけでニヤリ、ワクワク感に期待が高まります。今野敏さんの任俠シリーズみたいな感じ?  この住職である天涯は、口が悪く下卑た冗談ばかり言うのですが、素のまま思ったことを、誰もが納得するように、歯に衣着せずズバリと口にするので、あちこちで存在感を発揮し、一目を置かれるようになります。  勧善懲悪的な話で終わらず、極道の者にも道を示し、情に寄り添おうとするあたりが、一番の魅力になっているようです。  全4話とも、気のいい『誠実屋葬儀店』野呂山社長が、いつも厄介事を背負ってくるのですが、前面に立って世話を焼くのではなく、ここ一番でさりげなく出ていって裁く言動が、たまらなく痛烈・痛快なんです!  果たしてこの天涯は何者? 元ヤクザ? 文中に「生き馬の目を抜く世界で男を張ってきた」とありますが、来歴は不明です‥。  謎を残し、続編の要望の声があがりそうですね。 著者の向谷さんは、作家であり浄土真宗の僧侶だそう。本書には、天涯の姿を通して心に響く言葉がたくさん散りばめられています。  有り難や〜 有り難や〜  ー合掌ー

Posted by ブクログ

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