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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2020/11/10 |
| JAN | 9784167915919 |
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心を掻き乱される長編だった。戦争に巻き込まれてすべてを奪われた、取り返しのつかない沢山の人生に思いを馳せる。 第一次世界大戦時のドイツと、十七世紀のオスマン帝国。このふたつが思わぬところで繋がったときの興奮! 特にオスマン帝国時代のパートは読み応えがあった。宮殿の中の様子が目に浮かんでくるようだったし、奴隷たちの人間関係や権力者の言動もすぐ目の前で見ているような臨場感があった。それだけに、何も知らぬ少年たちが人間扱いされていない描写は、不憫で胸が痛んだ。 二人の手記を読むという形での読書も楽しめた。この手記は主にヤーノシュの中の矛盾と、さまざまなものを消化するためにあるのだろう。宗教を変えられ、名前を変えられ、意に沿わぬことをして、自分は何者であるかという思いがあるのではないだろうか。あやふやになった自分という存在を保つためには書くことが必要だと理解できる。 エピローグは、少女の話からも1945年以降の場面だと思うけれど、約30年間の間に何があったのかと混乱した。彼の口からはもう語られることのない物語がたしかにそこにあるはずで、読後も尾を引く。
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第一次大戦中、イギリスに軍に拿捕されたUボートを他のUボートが救出に向かったが失敗した…このエピソードと、オスマン帝国を繋げる世界観に圧倒されました。 デウシルメ、薄っすらとしか覚えてなかったですが、そうかそれで「これは私の戦争じゃない」。3人組でひとりだけ王宮に送り込まれたヤーノシュが、力を持てばシュテファンとミハイを護れるとメキメキと頭角表すのが哀しいです。 塩鉱…そんなことって。。同じ境遇になったヤーノシュとシュテファンだけれど、ふたりの生き方は決定的に分かたれたまま何百年も、というのも哀しかったです。ひとりは図書館に閉じこもり、もうひとりは外界に出て他人の戸籍を買いながら愛する人の子孫を護り続ける。 最期にうっ…となっていたけれど、皆川さんからはその後も容赦ないものをぶつけてこられるので心が散り散りになって終わりました。435頁の末文から436頁いっぱいまで冷静にドイツのその後が描かれます。描写が簡潔な分、かえって悲惨さが立ち昇ってくるようでした。 過不足ない…とつくづく毎回思います。皆川博子さんの頭の中どうなっているんだろう。往復書簡、お三方とも好きな作家さんだったので楽しく読みました。皆さん、皆川さんファンだけど作家さんの視点もちゃんと持たれてて。『アンダーグラウンド』も、フリオ・リャマサーレス「黄色い雨」も面白かった…「u」より前にどちらも接していたのでなんとなく嬉しい。皆川さんは本も読まれるし映画も観られるしでパワフルだなぁ…90歳超えでミステリもバリバリお書きになる。無理しないでいただきたいけど作品は読みたいので健康でいてほしいです。。
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300年の時を越え、空間も超えて紡がれる二人の物語。オスマントルコ、第一次世界大戦これらをつないでいる数々の史実とそれに関わる二人。二つの物語を書いて、ぐるぐるっと混ぜて、一つにつないだ感じがして、なんとなくすわりが悪い感じがした。最終章もなんとなくとってつけた感があって、物語と...
300年の時を越え、空間も超えて紡がれる二人の物語。オスマントルコ、第一次世界大戦これらをつないでいる数々の史実とそれに関わる二人。二つの物語を書いて、ぐるぐるっと混ぜて、一つにつないだ感じがして、なんとなくすわりが悪い感じがした。最終章もなんとなくとってつけた感があって、物語と今一つ有機的につながっている感じを受けなかった。読みが浅いかしら。。。
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