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村の日本近代史 ちくま新書1529
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2020/11/07 |
| JAN | 9784480073556 |
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村の日本近代史
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
村の近代化の過程を、歴史的な視点から深く掘り下げた本書は、秀吉の天下統一構想を起点に、戦国末期から明治時代にかけての村の変遷を描いています。特に、村の概念が「人間集団」から「土地」へと変わる過程を明らかにし、統治の客体としての村の視点から300年の歴史を探求します。各章では、幕藩体制下の生産量や明治の地方税制など、興味深い論点が多く提示され、読者に新たな視点を提供します。しかし、内容は豊富でありながら、文体や構成にやや難解な部分もあり、特に最初に提示された「村の近代化は世界史と地つづき」という視点が後半でわかりにくくなる点が惜しまれます。それでも、知識欲を刺激するテーマが満載で、歴史に興味がある方には魅力的な一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
おもしろいのだけど、読みにくい本だった。なんだろな、一文が長いのと、時系列の問題、あとで詳述するがやたら出てくるけどそれがどこだか読む時にはわからなくなっている等々。優しくないんですな。 でも、内容はかなり興味深い。土地台帳とは何か、市町村に副本があるのはなぜか(課税するため)...
おもしろいのだけど、読みにくい本だった。なんだろな、一文が長いのと、時系列の問題、あとで詳述するがやたら出てくるけどそれがどこだか読む時にはわからなくなっている等々。優しくないんですな。 でも、内容はかなり興味深い。土地台帳とは何か、市町村に副本があるのはなぜか(課税するため)、縄伸び、川向かいの飛び地、新田、荒野という地名。枚挙に暇がないぐらい知りたいことが書いてある。 明治の地方税の仕組みやら国税の仕組みやらもおもしろい。 秀吉の思想が明治政府の土地政策に寄与したという説は流石に主客転倒ではないか。結果としてそうなったように見えると言うならわかるけど、地下水脈のように秀吉の思想があったというのは納得しかねる。
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かつて村は「人間集団」を意味する言葉であった。しかし、それが現在は「土地」を意味する言葉に変わったのは明治の半ばのことである。本書は、人間が帰属する村から分割され囲い込まれた村への転換を、豊臣秀吉の天下統一構想(分権から中央集権へ)まで遡り、位置付けようとする試みである。秀吉の構...
かつて村は「人間集団」を意味する言葉であった。しかし、それが現在は「土地」を意味する言葉に変わったのは明治の半ばのことである。本書は、人間が帰属する村から分割され囲い込まれた村への転換を、豊臣秀吉の天下統一構想(分権から中央集権へ)まで遡り、位置付けようとする試みである。秀吉の構想の背景には16世紀における世界史的な認識の変化(地球は有限であるという認識とそれに基づく領土観の変化)があった。つまり「村の近代化は世界史と地つづきであったといえる」(p.11)というのが、本書の見通しであり、「村の担い手」の視点からではなく、「統治の客体」としての村という視点から村の「近代」300年の歴史が叙述される。構成は以下の通り。 はじめに 序章 村概念の転換 第1章 村の近代化構想ー織豊政権期 第2章 村の変貌と多様化ー幕藩体制期 第3章 村の復権構想とその挫折ー明治初期 第4章 土地・人・民富の囲い込みと新たな村の誕生—明治中期 終章 「容器」としての村 種々面白い論点が提示されていて最後まで興味深く読んだが、とくに第2章では石高と実高の乖離問題を最近の経済史研究の成果(主として岩波の「日本経済の歴史」など)を踏まえつつ、なお幕藩体制下の生産量を過小評価している可能性を拭えないとしている点など、根拠も含めて示唆的である。また第3章の廃藩置県と村の復権構想が挫折に至る叙述も重要であると思う。 惜しいのは最初に提示されていた「村の近代化は世界史と地つづき」という視点が、後半少しわかりにくくなった点かもしれない。
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