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雨に呼ぶ声
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雨に呼ぶ声

余華(著者), 飯塚容(訳者)

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雨に呼ぶ声

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アストラハウス
発売年月日 2020/10/21
JAN 9784908184017

雨に呼ぶ声

¥550

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2023/02/13

少し前の中国の農村の人々の生き様が少年の目を通して書かれている。国民性なのか共産党政権のせいか、あまりにも精一杯で体当たりで驚くばかりだった。素晴らしい本だと思うが、温かい気持ちにはなれなかったので星三つ。

Posted by ブクログ

2021/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お気に入りの小説家余華の比較的古い作品。 翻訳がでたので読んでみた。 兄弟や活きるの方が完成度は高いが。余華らしさは随所にみられる。 主人公にふりかかる理不尽なできごと、決して高潔とは言えない登場人物達、そして日常の喜び、恐れ、青春の戦慄き、著者。余華の実体験に基づく様々な思い出がパッチワークのように結晶化した作品といったところか。 小説の筋は盛り上がりがあるわkではなく、どちらかというと退屈な小説ではなるが、随所随所でみられる気のきいた表現、思いがけない展開、どうしようもない親族など余華の要素はいっぱいつまっている。 そして、なんといっても中国っぽい。

Posted by ブクログ

2020/12/07

貧しさゆえの理不尽,貧乏の連鎖や大人の身勝手さ,子供なりの知恵や思い,そして友情などが時系列を無視して思いの向かうところをあっちこっちと彷徨うように描き出されている.凍った父親の死体を質屋に入れようとして,そのあと死体を武器に暴れるというエピソードには度肝を抜かれた.中国の農村の...

貧しさゆえの理不尽,貧乏の連鎖や大人の身勝手さ,子供なりの知恵や思い,そして友情などが時系列を無視して思いの向かうところをあっちこっちと彷徨うように描き出されている.凍った父親の死体を質屋に入れようとして,そのあと死体を武器に暴れるというエピソードには度肝を抜かれた.中国の農村の貧しさが立ち上ってくるとともに子供の生き生きとした様子もあって頑張れと応援したくなる.訳もいいのだと思いますが面白かったです.

Posted by ブクログ

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