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ノーザン・ライツ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2020/10/20 |
JAN | 9784622089445 |
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カナダの北の隔絶された一軒家、先住民と入植者が暮らす村、そしてトロントと舞台を移し、主人公の少年の成長と周りの人々の心、暮らしを静かに映し出す小説。主人公が初めて聞いた無線が、親友が死んだニュースだった、というところから物語は始まり、村での親友との交友へと時間が巻き戻って話が進んでいく。登場する主な人たちの多くが、いなくなった誰かのことを心に抱えて、抱えきれないままに生活している。それを正面切って話そうとか癒そうとかしないで、耐えきれないままにずっと抱え続けて、なんとなく寄り添ったり放っておいたりしているのが読んでいてしんどくもあり、共感できるところでもあるのだ。ほとんど家に帰ってこず、最後には家族に逃げられて半ば浮浪者のようになった主人公の父親も、最後に姿を現すものの、家族の誰とも、何のやり取りもせず消えていく。読んでいる側はもどかしく、辛いなあ、と思う。でも家族のしんどいところって、そうやって一生握りしめていくことでもあるだろう。ひそやかに、心のどこかに抱えて。 訳者があとがきでも触れているけれど、両親の急死で主人公家に引き取られてきたいとこシャーロットが夢で両親を見るときのことを手紙に書いている部分が良かった。 ふわふわと浮かんでいる両親は、「たいていは目を閉じているけれど、そうでないときもあります」と。 二人がいまだに彼女の心の中で確かに息づいているようで、いとおしく切なくなる。シャーロット自身は、ちょっといじっぱりで意地悪なところもあるけれど、手紙では割と素直な女の子だ。そんなことを主人公へ書くのが意外なくらいではある。そうやってひそやかな苦しさ、もがきが心からこぼれてしまう時、その尊厳を守ってべたべた触れないのが、この小説なのだ。きれいな小説だった。
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カナダの奥地で無線を片手に暮らした少年は、父親との確執を経て、母と従姉が移り住んだトロントの映画館“ノーザンライツ”へ。 「ニューシネマパラダイス」か「ニューワイヤレスパラダイス」か。 トトがアルフレードから受けとったフィルムを見た時のなんとも言えない表情を、ノアも最後に浮かべ...
カナダの奥地で無線を片手に暮らした少年は、父親との確執を経て、母と従姉が移り住んだトロントの映画館“ノーザンライツ”へ。 「ニューシネマパラダイス」か「ニューワイヤレスパラダイス」か。 トトがアルフレードから受けとったフィルムを見た時のなんとも言えない表情を、ノアも最後に浮かべたに違いない。 田舎から都会へ、少年から青年となっても、時も距離も小さなころ愛した無線で繋がってる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「ノーザン・ライツ」は、オーロラと言う意味。 そのイメージになっている表紙が目に入り手に取ってみた。 カナダにある一軒だけの村で育った少年がラジオで友人が事故で死んだと言う報せを聞く。 その少年との思い出、自分と少年の家族、町を出て出会った人達を通し悩みながらも成長していく姿を描いた話。 ラジオ、郵便機、手紙しか遠く離れている人と距離を縮める手段がなかった時代、ラジオから聞こえてくる声や郵便機や手紙を待つ「時」にカナダの風や寒さ、人の温かさを感じる。 亡くなった友人は戻ってこないが、少年の成長は『見えないものの存在の有無を問うよりもそれを感受する人間の経験を通じてその意味を問いかける姿勢が現れている』と解説者が書いている、その通りだと思う。 オーロラの表紙に合う空気感を感じる一冊。
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