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東シナ海開戦(1) 香港陥落 C・NOVELS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2020/10/20 |
JAN | 9784125014203 |
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東シナ海開戦(1)
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
さて、一年以上前に購入した本を やっと読み出しました。 最終巻まで発売されたので ここから一気読みを。。。 で、「香港陥落」というタイトル 小説内ではそんなに、というか ほぼ取り上げられてなかったように 思いますけどね。 むしろ「東沙攻略戦」の方が しっくりくるような・・・ まぁ、プロローグでしょうからねぇ そんなに派手派手な戦争シーンは 出て来ないんでしょうね それにC国ばかり敗北して きましたからねぇ、ずっと。 この辺りで、1勝しておく設定も 悪くないんじゃないかな って思ったり。。。 2巻目が楽しみですわ
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香港陥落後、中国の目は台湾に向けられた。そして事態は、台湾領・東沙島に五星紅旗を掲げたボートが進入したことで動きはじめる!
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カバー裏の著者の言葉に情勢認識の総てがある。「香港が陥落した。1997年の香港返還以降、中国は四半世紀をかけて、真綿で首を絞めるように徐々に香港の自由を奪い(略)遂に香港を手中に収めることができた。そのことに対して、世界は口先の抗議をするだけで、全く無力だった。(略)覇権は続く。...
カバー裏の著者の言葉に情勢認識の総てがある。「香港が陥落した。1997年の香港返還以降、中国は四半世紀をかけて、真綿で首を絞めるように徐々に香港の自由を奪い(略)遂に香港を手中に収めることができた。そのことに対して、世界は口先の抗議をするだけで、全く無力だった。(略)覇権は続く。中国の次の野望はどこに向かうのだろうか?」その答えはこの小説にあるということなのだろう。台湾領の東沙島を武力掌握して、台湾の中国編入を世界に認めさせる。 「いかにもありそうな未来」という読者の反応が散見する。「第三次世界大戦(全8巻)」よりもリアルだ、という感想も多い。その先に見えるのは、「だから、自衛隊の武力増強は緊急の課題だ」となるのだろう。 小説だから、何やらきな臭いテロの計画とか、中国の日本大型哨戒機撃墜という事件もラスト辺りで起きる。戦線は「なし崩し的に」拡大する。まるで、昭和初期の中国戦線のようだ。 私は、そういう「世界観」にもともと大いに反対である。けれども、代表的な軍事オタクが描いた、非常にリアルだと言われる小説も読まないで反対しても「現実を見ろ」と言われる。それで紐解いた。何も驚きはなかった。 なるほど、「実際に」中国が台湾に対して武力攻撃をしたら、こんな形で事態が進む「可能性」はあるだろう。ただ、私が予測した通り、中国が台湾を領土化し、東シナ海を自国の庭とする現実行使を「前提として」話を作っており、誰が何故この判断をしたのか、という描写は一切ない。なるほど、軍事的にはさまざまな紆余曲折はあるかもしれない。けれども、武力で勝つことは、そもそも国が戦争をする目的ではない。それは、世界史の常識ではある。著者はその方向性に関してはあまり関心はないようだ。私は著者に言いたい。「現実を見ろ」。 こうやって、日本人を煽り続けて、日本が後戻り出来ないところまで、「防衛力を増強」させることで得するのは、印税で潤う著者や一部の人たちだけではないだろうか。中国が覇権主義を持っていないということではない。むしろ持っている。しかし、中国が香港のように真綿方式ではなく大鉈をふるうかどうかの判断は、また別の見識が必要で、日本がどう立ち振る舞うべきかということも、私には別の見識がある。 結論。全然リアルではない、荒唐無稽小説でした。
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