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忌物堂鬼談 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/10/15 |
JAN | 9784065213643 |
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忌物堂鬼談
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商品レビュー
3.9
14件のお客様レビュー
忌物にまつわる短編集。 なぜ怪奇現象が起きたのか、考えながら読むことができて、最後まで楽しかったです。
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持っているだけで祟りを齎す「忌物」を巡る怪異譚。忌物の謎が解けたとき、さらなる恐怖が襲う。怪談の中では、第四夜「霊吸い」、最終夜「にてひなるもの」がとても怖かった。一話読む毎に怖くなる。最終夜ですべての謎が解けるミステリの要素もあった。また、ラストは、忌物の物語がまだ続く様な終わ...
持っているだけで祟りを齎す「忌物」を巡る怪異譚。忌物の謎が解けたとき、さらなる恐怖が襲う。怪談の中では、第四夜「霊吸い」、最終夜「にてひなるもの」がとても怖かった。一話読む毎に怖くなる。最終夜ですべての謎が解けるミステリの要素もあった。また、ラストは、忌物の物語がまだ続く様な終わり方だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
忌物(≒いわゆる特級呪物)をめぐるミステリ色濃いめのホラー連作短編集。現在進行形で怪異に苛まれる主人公の憑き物おとしを主軸に、独立した(もちろん最終話への伏線も仕組まれた)3つの短編怪談話が展開される。 「砂歩き」 とりあえず舞台設定と状況を説明しつつ、主人公が謎足跡&奇声に襲われる。情報を小出しにしてくるので、もしかしてシックス・センス的構造か…と疑ってしまうが、その正体は最終話でしっかり明かされ、杞憂に終わる。 「後ろ立ち」 古びたアパートを舞台に、一日毎に怪異が近づいてくる、という既視感のある設定だが、伏線の張り方(ノックの位置が低い!) があまりに巧妙&終盤に明らかになる光景(ドアを開けたら…)がとんでもなく不気味で、出色の出来。 「一口告げ」 様々な電話から怪異が語り掛けてくるというシンプルな構造かつ、別に大したこと言ってくるわけでもないのに、段々狂っていく主人公の生活(特に会社から休暇を勧められる理由を想像すると、怖気が…) が、どんどん読ませる。忌物当てのミステリとしても楽しめる。 「霊吸い」 こちらも忌物当て。長々続くスプラッタ描写に正直、辟易とするが、作者の過去作からすると、全然物足りないくらいなのかも。 「にてひなるもの」 主人公を苛む怪異の構造を分析しつつ、いよいよ憑き物おとしに着手。身近な人の声色を真似して語り掛けてくるという特殊能力持ちの怪異は、読み慣れたものではあるが、それでもやっぱり怖い!招き入れてもらわないと家に入れなかったりと、怪異としての定型を踏襲しているからこそ、その恐怖ポイント(主人公がまんまと引っかかってしまう!)に体が反応して、ハラハラしてしまう。ていうか理屈抜きに、今回のラスボス「かつて母親だったもの」が怖すぎる。 悪く言うとキャラ造形や会話の内容が薄い印象はあるが、各怪談がしっかり怖くて出来がいいので、期待通りの恐怖を味わえる満足の一冊。あえて言うなら、お母さんがいつの間にかあっさり死んでしまっているのが残念(さすがにあの状態から生還は無理か…)。そのこと自体、話の枝葉なので仕方ないのだけど、母親の怪死をいち女子高生がそんなにあっさり受け入れて、さっさと次の猫との触れ合いにわくわくする…って割り切りが良すぎるのでは!
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