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翼竜館の宝石商人 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/10/15 |
JAN | 9784065206980 |
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翼竜館の宝石商人
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商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
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「起こったことをそのまま見ればいいだけだ。私に分かって君らに分からないはずはないのだが、君らはちゃんと見ていないのだ。ただそれだけだ」 2020/12/31読了 舞台は1662年のアムステルダム。語られる様々な謎は、最後の方でふらっと出てくるレンブラント親方が、サクサクッと解いてしまうのであった。
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面白そうな要素が揃っているのに、話の展開も文章のテンポも今ひとつ乗り切れず、レンブラントが急に出て来る安楽椅子探偵の役割で、ある意味驚いた。 表紙のデザインはとても好き。
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肖像画から抜け出した王が新庁舎を闊歩する16世紀アムステルダムで、ペストで亡くなり埋葬されたと思われてた宝石商が自宅〈翼竜館〉の金庫部屋で見付かる。埋葬された人物は誰か?ペストだと診断したペスト医師も誰なのか??宝石商も肖像画から蘇ったのでは…!?みたいなミステリ。 肖像画を描いた画家がレンブラント・ファン・レインだったのも、主要な登場人物が記憶を無くしてる男というのも好みの世界でした。 謎解きも納得。息子さんと記憶を無くした謎のナンドが駆けずり回ったけれど、それまで話題に上るけど登場しなくて終盤でようやく出てきたレンブラントが全ての謎を解いたのは……えっ、、、となりました。この洞察力あって金策が上手くないのはよくわからない。ダイヤモンドの件も、欲が深かったのか…と思ったくらいです。 でも、ナンドの正体にとてもグッと来たので充足した読書でした。 宝石商ホーへフェーンが蘇ってきたと思われてた肖像画に描かれてたのは、双子のナンドだったんだろう。だから今回足で稼いでたナンドは肖像画から出てきていたので記憶がない。本物なら年齢が違うと言われていたし。初めは古臭い服着てたのもそれでかも。レンブラントとナンドの最後のやりとりに、そうか……としみじみしました。 キウィリス王が肖像画から抜け出してくる話も伏線だったのか。広がりが面白かったです。 レンブラントは有名な『夜警』など数点しか不勉強なので、存じていませんが光と影の描写が綺麗で好きです。
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