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一九四四年の東條英機 祥伝社新書612
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2020/09/30 |
JAN | 9784396116125 |
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一九四四年の東條英機
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
事実が簡潔かつそれなりに分かりやすく整理されているが、読んでいて面白い本ではなく意外性のある事実が明かされるということもない。
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証言などで人物像を浮かび上がる様にしてあるがもう少し詳しい内容がしりたい。 人となりや考え方などが知りたかった。 他の作品も読んでみようと思う。
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昭和十九年二月二十一日、東條英機首相兼陸相は参謀総長に就任する。明治維新以来、首相・陸相・参謀総長を一人で担った人物はいない。陸軍はもちろん、内務省などにも人脈を張り巡らせた。 各所から反発・抵抗を受けるなか、東條は何故権力集中を強行したのか。著者は近代日本の矛盾を体現したの...
昭和十九年二月二十一日、東條英機首相兼陸相は参謀総長に就任する。明治維新以来、首相・陸相・参謀総長を一人で担った人物はいない。陸軍はもちろん、内務省などにも人脈を張り巡らせた。 各所から反発・抵抗を受けるなか、東條は何故権力集中を強行したのか。著者は近代日本の矛盾を体現したのが「一九四四年の東條英機」であり、そこから「明治のシステム」の欠陥が読み解けるという。昭和史に新たな視点を持ち込み、これまでの東條像に一石を投じる意欲作。(2020年刊) ・はじめに ・第一章 反長州閥の血 ・第二章 栄達、そして開戦へ ・第三章 東條包囲網 ・第四章 集中する権力 ・第五章 崩壊 ・終 章 近代日本の限界 ・おわりに 東條が参謀総長を兼務したことは評判が悪い。当時もそうだし、後世の歴史家からも批判を受けることが多い。著者は、東條は「統帥を国政に従わせる」必要性を感じ、参謀総長を兼務するが、単に東條の仕事を増やしただけに終わってしまったと評価する。自分も統帥を国政に従わせる方法として、(そのような方法も取り得るという意味で)兼務することはやむを得なかったと思っている。 参謀総長を兼務するということは、作戦に責任を負うということであり、結果的に一身に批判を集めることとなる。 サイパンの陥落を機に退陣することとなるが、もし兼務していなかったとしたらどういうことになったであろうか。天皇の信任も厚かったことを考えると、そのままずるずると進んでしまったかもしれない。 本書は、従来の東條英機像を超えていろいろと考えさせられる刺激となる1冊と言える。
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