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コミュニティの幸福論 助け合うことの社会学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 明石書店 |
発売年月日 | 2020/09/25 |
JAN | 9784750350899 |
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コミュニティの幸福論
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
学びの引き出し術のはるさんがおすすめしていて読んだ1冊。 今の業務に関わる内容でもあり、興味深く読んだ1冊。 当たり前だけど社会学は断言できるものではなく 見る角度や切り口から、さまざまな分析ができるものだということ。 そのなかでも印象に残った内容を抜粋で。 ・日本人は知り合い...
学びの引き出し術のはるさんがおすすめしていて読んだ1冊。 今の業務に関わる内容でもあり、興味深く読んだ1冊。 当たり前だけど社会学は断言できるものではなく 見る角度や切り口から、さまざまな分析ができるものだということ。 そのなかでも印象に残った内容を抜粋で。 ・日本人は知り合い同士の助け合いのボランティアが多い →団体(自治会やNPO法人など)に加入しての活動がメイン ・ウチ・ソトの意識が極端に強く、見知らぬ他人に助けられることに抵抗がある →借りを作ったという心理的負債。コミュニティのなかでは贈与はまわり、互酬性は循環しているため、助けるネットワークが生まれやすい。 ・地域コミュニティは依存でも喪失でもなく解放されている論 →公的な部分では無関心でも、下位文化(サブカル)で興味のある部分で点でつながっている ・負のソーシャル・キャピタル(閉鎖的なコミュニティ=地元の息苦しさ) →外部者の排除、個人の自由の制限、集団のメンバーからの過度な要求、規範の水準の押し上げ ・日本では地域コミュニティは「与えられるもの」でどう参加するかが議論になるが、社会が個人化していたり、災害が多い中で、どう構築していくかを考えていく盤面が出てくる ・多様性はいいことのように受け止められるが、実際は理解しあうには問題が山積み。それでもいいことなのは、無知にならないため。 ・コミュニティの人たちだけでは解決できないときに、介入してくれる専門家や、「おせっかい」をやいてくれる人や、連結ピンとなれるような人がいることが大切。緩衝材のような第三者。 ・個人化した社会では、誰にでもあてはまる明確な方策はないかも。 【助け合える幸せなコミュニティをつくるには】 ソトからの一方的な支援が受けづらいのであれば… コミュニティでの関係性を変える仕組みづくり ①助けられる人が助ける →コミュニティガーデンの例。ケアされる側の人も助ける側にまわってみる。 ②贈与を交換にする →地域通貨、有償ボランティア、献血会場でのフリードリンクなど ③ソトをウチにする →シェアハウス、シングルマザーハウスなど 【みんなが幸せになるコミュニティ】 ★ABCD(アセットベースドコミュニティディベロップメント) =地域資源に着目し、地域住民主導の参加型プロセスで、人と人のつながり(ソーシャルキャピタル)を醸成し、内発的な発展を志向するもの ※住民の自己責任化が強くなりすぎないように注意 ★「幸せのシェア」と「パッチワーク型のコミュニティ」
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立命館の桜井先生の著作。地域、居場所、インターネット、当事者コミュニティ、社会的包摂、トラブル・排除などなど社会学の様々なトピックを「コミュニティ」のキーワードで切り取って関連する先行研究や調査を紹介していく。コミュニティに関心のある初学者やコミュニティ運営に関わっていて理論的な...
立命館の桜井先生の著作。地域、居場所、インターネット、当事者コミュニティ、社会的包摂、トラブル・排除などなど社会学の様々なトピックを「コミュニティ」のキーワードで切り取って関連する先行研究や調査を紹介していく。コミュニティに関心のある初学者やコミュニティ運営に関わっていて理論的な背景も模索してみたいけど難しいものは…という方にオススメ。特定の問いを一冊を通して解き明かしていくような研究書ではないがトピックが多岐にわたっているので、ゼミや読書会などで気づきや学びをシェアしながら読んでいくのにも良いかと。
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地域やボランティア、SNSなどの身近な出来事を切り口に、社会学でよく出てくる概念を学ぶことができる一冊。日常生活で感じていた違和感がすっきりと言語化されたような感覚になる。
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