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現代マンガ選集 侠気と肉体の時代(文庫版) ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2020/09/26 |
JAN | 9784480436757 |
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現代マンガ選集 侠気と肉体の時代(文庫版)
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商品レビュー
2.7
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
男性の世界での抑圧と破滅を描いているものが多い。 白土三平『ざしきわらし』は少し手塚治虫っぽいと思った、民話的で良い結末。梶原一騎・川崎のぼる『巨人の星』最終回を初めて読んだ、自身の肉体が壊れるまでに全てを注ぎ込んで幕を引く、というラスト、美学かぁ〜…。高森朝雄(梶原一騎)・ちばてつや『あしたのジョー』の最終回は久々に。意外とあっさりしてたけど、当時読んでたら衝撃を受けるだろうな。宮谷一彦『肉弾時代』は、Mと表記される三島由紀夫そっくりの男性が、地下試合でパンチドランカーのボクサーと白人ボクサーを対決させる。緻密なタッチで迫力ある描写、過激なまでの男性の肉体と暴力への賛美。 平田弘史『太刀持右馬之介』がとても良かった!封建的な社会で抑圧されながら、それでも異議を示すために自死する主人公。制度によって生き、制度によって死ぬんだけど、美しい…。 豪傑で、大太刀持という力を誇るような役目に尽かされた馬之助は、年齢が上がってきて続けるのが厳しくなってくる。たびたび辞退を申し入れるが、藩主は受け入れない。病弱な息子・金次郎はそんな父の様子を見て、後を継ごうと努力するが、無理が祟って病状が悪化し、ついには死んでしまう。馬之助はもう大太刀持という役割で死ぬ人はいないようにと、役割を引き受けて最後に大太刀を折って自刃。 特にいいのが、すれ違ってしまうが最後まで貫かれる父子愛。馬之助は金之助の病状を常に心配していて、無理をしないで、えらくならなくても元気に育ってほしいと思っているのが素晴らしい…。絵のタッチも渋いがストーリーに合っていて、無駄な線がなく、特に金次郎のさらりとした美少年ぶりが好み。
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※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 略 <内容> 今回は「侠気と肉体の時代」なので、男臭い話が多い。「巨人の星」や「あしたのジョー」は最終回が、「空手バカ一代」や「男組」、「柔侠伝」は連載の途中が載っている。でも、最初の白土三平の短編「ざしきわらし」が良かった。
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本シリーズの刊行も二分の一を超えて、各巻の収録作を見ると、60年代から70年代の作品をメインに、多少それ以降も取り上げるという傾向を感じる。自分はマンガをあまり読まなかったので、良く分からないが、その時代が現在に通じる変革期だったのだろうか。 テーマがテーマだけに、編者が言...
本シリーズの刊行も二分の一を超えて、各巻の収録作を見ると、60年代から70年代の作品をメインに、多少それ以降も取り上げるという傾向を感じる。自分はマンガをあまり読まなかったので、良く分からないが、その時代が現在に通じる変革期だったのだろうか。 テーマがテーマだけに、編者が言うとおり、かなりアツ苦しい一冊。少年マンガ誌を購読していなかったので、巨人の星も明日のジョーもTVでしか知らなかった。原作のマンガを読んだのは、大人になってからである。 宮谷一彦の『肉弾時代』は、三島由紀夫を思わせるMの思想性と肉体讃美という内容もさることながら、劇画ならではの描写に痺れた。
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