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幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム
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幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム

斎藤光(著者)

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幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 淡交社
発売年月日 2020/09/15
JAN 9784473044112

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商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2023/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カフェとカフェーは違うけれど、結局カフェーって何なのか?と思っていたので、その辺りが丁寧に書かれていて分かりやすかった。 昔カフェーだったお店が今も形を変えて残っていたりするので、今度行ってみたい。 当時女給の人気投票を新聞で行なっていたのは驚き。

Posted by ブクログ

2021/08/05

明治末期に出現したカフェ。洋風の飲食ができ、ウェイトレスによるサービスが魅力の娯楽施設。京都を重点にカフェの出現から衰退までが書かれる。京都の地図や店が出てくるのでわりと楽しい。 カフェは文化的交流のできる洋行帰りの日本人の要望が出現の発端となった。また京都は市電敷設の道路拡張に...

明治末期に出現したカフェ。洋風の飲食ができ、ウェイトレスによるサービスが魅力の娯楽施設。京都を重点にカフェの出現から衰退までが書かれる。京都の地図や店が出てくるのでわりと楽しい。 カフェは文化的交流のできる洋行帰りの日本人の要望が出現の発端となった。また京都は市電敷設の道路拡張により空いたスペースにカフェができていった近代化とも重なっている。多くの文人、哲学者、映画関係者がカフェを利用し、ウェイトレスとの時間を楽しんでいたよう。 昭和のはじめにはダンスホール化し、飲食ではなく、ウェイトレスが目的のカフェ利用が多くなる。そのため警察の規制、そしてカフェより安上がりで、不純でなく、打ち合わせなどで使える実用的な喫茶店の台頭もあり、カフェの衰退していく様子が示される。なお当時のカフェと喫茶店の違いは行政手続き上のことで、わりと当時の人は明確に言葉を分けて使っているわけではないよう。 参考資料は新聞記事が多い。主要参考文献一覧にはない参考図書も面白いものが多い。

Posted by ブクログ