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新興大国インドの行動原理 独自リアリズム外交のゆくえ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慶応義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2020/09/12 |
JAN | 9784766426953 |
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新興大国インドの行動原理
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
インドの扱いに困っているシリーズ。 最適の盟友たる国がいないから、この国は同盟を作らないということが分かった。 日本に期待することとしてインフラ整備が挙げられているが、インド特有の謎の上から目線により、日本には技術を売ることくらいしかできないだろうとしか思っていなさそう。...
インドの扱いに困っているシリーズ。 最適の盟友たる国がいないから、この国は同盟を作らないということが分かった。 日本に期待することとしてインフラ整備が挙げられているが、インド特有の謎の上から目線により、日本には技術を売ることくらいしかできないだろうとしか思っていなさそう。 Make in Indiaを謳いつつ技術が無いけど、タダで技術が手に入る(しかも円借款というタダで作ってもらえる)。 ぜひとも必要という気概のない国に、なんで技術供与をしなければいけないのか。 とはいえ、将来的には米中に次ぐ経済大国になる見通しのインド。 こんな国に付き合っていくのはハードモード過ぎる。
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インド自体について、実はあまり知らなかったというのが実際のところで、この本を読んで多くのこと、特にインドの対外政策がどうなっているのかといったことを知ることができた。 建国以来の自主独立外交へのこだわり、アルタ的リアリズム、脆弱な国民国家、弱い連邦政府、パキスタンとの持続的紛争、...
インド自体について、実はあまり知らなかったというのが実際のところで、この本を読んで多くのこと、特にインドの対外政策がどうなっているのかといったことを知ることができた。 建国以来の自主独立外交へのこだわり、アルタ的リアリズム、脆弱な国民国家、弱い連邦政府、パキスタンとの持続的紛争、全方位型戦略的パートナーシップなどのキーワード。 日本にとっての存在感を高めてきたインドは、クアッドの枠組み等を通じて準々同盟国のように思ってしまいがちだが、オーストラリアとも圧倒的に違うインドの対外政策の源泉を知らないと、勘違いして痛い目を見てしまう。
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「自由で開かれたインド太平洋」やら「クワッド」やらで急におなじみになったインド。だが、インドの外交原理とはなんぞや?と言う疑問にちょうど良い本。質も量も文体も(値段も)ちょうどよかった。 米国には「世界最大の民主主義国」と言い、 ロシアには「世界最大の多民族、多言語、多宗教国」と...
「自由で開かれたインド太平洋」やら「クワッド」やらで急におなじみになったインド。だが、インドの外交原理とはなんぞや?と言う疑問にちょうど良い本。質も量も文体も(値段も)ちょうどよかった。 米国には「世界最大の民主主義国」と言い、 ロシアには「世界最大の多民族、多言語、多宗教国」と言い、 中国には「世界最大の発展途上国」と言うインド。 だが、国民国家としては脆弱な基盤という側面や、なによりインドの勢力圏外(グローバルな課題)に対しては中国と同じく「現状修正勢力」という側面もあるインド。 それでも、インドをしてインドで有り続けるためには、拡大する中国の圧力が、これまでの全方位善隣外交を続ける選択肢をとりあげつつある。 「自由で開かれたインド太平洋」のためには、インドは掻くことのできないキーストーンだが、そのためにはインド自身の変革も必要なんだなと改めて。
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