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終末世界はふたりきり 文芸社文庫NEO
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文芸社 |
発売年月日 | 2020/09/15 |
JAN | 9784286219769 |
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終末世界はふたりきり
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終末世界はふたりきり
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商品レビュー
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"ほぼ滅亡"してしまった世界で、唯一生き残ったネクロマンサー(死霊術師)とネクロマンサーの作り出したゾンビ少女がほのぼの暮らす終末ファンタジー小説。 これはとても可愛かったです。 科学と魔法の発達した、現実とはほんの少しだけ違う世界で人類が滅亡した後、その世...
"ほぼ滅亡"してしまった世界で、唯一生き残ったネクロマンサー(死霊術師)とネクロマンサーの作り出したゾンビ少女がほのぼの暮らす終末ファンタジー小説。 これはとても可愛かったです。 科学と魔法の発達した、現実とはほんの少しだけ違う世界で人類が滅亡した後、その世界で唯一生き残ったネクロマンサーはゾンビの少女・ユメコを作り出し、一緒に暮らしています。それは本当に親子のように兄妹のように、時には友達のように、食事を作り、勉強を教え、一緒にお風呂に入り、誕生日を祝い、海へ遊びに行き……。 ネクロマンサーはユメコに惜しみない愛情を注いで育てていて、その様子が丁寧に書かれています。ユメコもネクロマンサーも可愛くて、とても癒される。 ネクロマンサーの張った結界の外はアンデットであふれかえっているし、ネクロマンサー以外は生きた人間はいないし、というか動物すらいるか分からないし結構大変な状況なのですが、ページのほとんどは2人の楽しい暮らしに割かれています。 一応、世界滅亡前ネクロマンサーの仕事や、滅亡の原因なども書かれてはいるのですが情報は断片的で、でもそれが楽しい疑似親子の暮らしに少しの寂寥感を添えています。可愛さの中に確かな死生観や悲しみがあり、そこが魅力的。 作者さんの趣味がTRPGらしく、TRPG好きな方にしか伝わらないかもしれませんが、『永い後日談のネクロニカ』の世界観(多少違いますが)の中のほのぼのファンタジー、みたいな感じです。
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