- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1221-04-06
アスク・ミー・ホワイ
定価 ¥1,540
220円 定価より1,320円(85%)おトク
獲得ポイント2P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
| 発売年月日 | 2020/08/27 |
| JAN | 9784838731114 |
- 書籍
- 書籍
アスク・ミー・ホワイ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
アスク・ミー・ホワイ
¥220
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.1
61件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終わったあと、胸の奥がじんわりと温かく満たされるような、ただ同性愛に対する葛藤だけではないリアルさが本当に愛おしい物語だった。 物語の最初、二人の関係はどこかアンバランスに感じた。いつも余裕たっぷりで主導権を握る港と、彼に振り回されて困惑してばかりの、自分にまったく自信がないヤマト。 けれど、そんなヤマトの料理の才能を見抜き、レストランを開業する資金まで出して「勇気」をくれたのは港だった。作中で港が放った 「同じ才能を持っている二人がいたら、勇気がある方が勝つに決まってるんだよ。だって勇気がない人は、才能を発揮することなく人生を終えていくんだから」 という言葉。ヤマトにはもともと努力できる才能があったけれど、その才能を世界に羽ばたかせるための引き金を引いてくれたのは、間違いなく港の存在だった。港のおかげで、ヤマトは自信を持てるようになっていく。 作中、港はカミングアウトという文化に対して、「カミングアウトって言葉、同姓愛の告白って意味で使われることが多いじゃん。でも、なんでその告白だけ特別視されないといけないんだろうね。人間関係なんて秘密が溢れてるわけでしょ。…… なのにセクシュアリティだけは、告白した方が素晴らしいこととされる」 と、世間の偏見や「ふつう」の枠に対する違和感を口にする。この言葉の裏には、彼が抱えてきた深い孤独が透けて見えるような気がした。港はきっと、セクシュアリティというフィルターを外して、自分を「一人の人間」として真っ直ぐ受け止めてくれる人を、ずっと探していたのではないだろうか。 そして出会ったのが、ヤマトだった。 物語の後半、ヤマトは驚くほどの成長を遂げる。自分の気持ちを言葉にし、行動で表せるようになったヤマトは、港に 「俺に日本に帰って欲しいと思ってるの?」 と言わせるほど、真っ直ぐに想いをぶつけられるようになる。そして、そう言わされたことを決して嫌味に捉えない港。それまでどこかのらりくらりと生きていた港が、ヤマトのために薬物を断ち、彼を中心とした生活へと変わっていく。 この作品のタイトルである『アスク・ミー・ホワイ』。気になって元ネタであるビートルズの楽曲の歌詞を調べてみたら、そこにはこんな一節があった。 Now you’re mine, my happiness still makes me cry And in time, you’ll understand the reason why If I cry, it’s not because I’m sad But you’re the only love that I’ve ever had (今、君は僕のもの、幸せ過ぎて泣きそうさ そしてじきに、君にもその理由がわかるよ 僕が泣いてるのは、悲しいからじゃない 君は僕が、初めて本気で愛した人だから)引用 ヤマトが港のおかげで自分の人生を生きる勇気をもらったように、港もまた、ヤマトと過ごすことで「一人の人間として本気で愛される」ことの温かさを知った。 ただ片方が救うのではない。二人がお互いの存在によって変わり、影響を与え合い、本当の意味で「対等な二人」へと歩み寄っていく。そのグラデーションが鮮やかで、切なくて、最高に温かい。ヤマトが港へ贈ろうとしたラブレターのタイトルが、なぜこの言葉でなければならなかったのか。大切にしたい、忘れられない特別な一冊になった。
Posted by 
とにかく、目の前にいるこの人のことを信じたいと思った。」 最近難しい小説と怖い小説が続いたので、甘いのを読みたくなった。 作者が古市憲寿さんということもあり、前から気になっていたこの本。 前情報はほとんどなしで読み始めたけど、読後感が最高だった。 実在のニュースとかお馴染...
とにかく、目の前にいるこの人のことを信じたいと思った。」 最近難しい小説と怖い小説が続いたので、甘いのを読みたくなった。 作者が古市憲寿さんということもあり、前から気になっていたこの本。 前情報はほとんどなしで読み始めたけど、読後感が最高だった。 実在のニュースとかお馴染みのSNSが出てくるので現実っぽいけど、全編を通してアムステルダムが舞台なので、ほどよく非日常感に浸れる。 私は、大事な人に傷つけられた過去をもつ2人の再生の物語だと感じた。 薬がガッツリ出てくるので後ろ暗いシーンもある。いいことばかりじゃないけど、ヤマトの心の動きが繊細できれいだなと思った。 港くんとヤマトがいろんなところに行くし、食べ物の描写も多いので、一緒に観光地を巡った気分にもなれるし、おいしそうな料理を想像しては食べたくなる。 映像化されたものを見てみたいと思った。いつか映画化してくれたら嬉しい。 2026.4.19読了
Posted by 
普段から恋愛ものはあまり読まないんですが、個人的に古市さんがすきで読みました。 芸能人か一般人とか、男性か女性かとか、日本人かそうじゃないかとか、人間か猫かとか、区別しようとすればいくらでもできる。 でもそうやって頭で考えるんじゃなくて、その人が好きか嫌いか、信じるか信じないか...
普段から恋愛ものはあまり読まないんですが、個人的に古市さんがすきで読みました。 芸能人か一般人とか、男性か女性かとか、日本人かそうじゃないかとか、人間か猫かとか、区別しようとすればいくらでもできる。 でもそうやって頭で考えるんじゃなくて、その人が好きか嫌いか、信じるか信じないか、考えるんじゃなくて、感じたまま正直に生きたほうが人生は楽しくなるし、生きやすい。 みんな考えすぎて、難しいこと言ってるだけなんだなって思った。 もちろん考える事も大切。 でも本能的に、直感的に生きることも、選択肢にいれたい。 とても素敵な本でした。
Posted by 
