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幻想小説とは何か 三島由紀夫怪異小品集 平凡社ライブラリー906
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幻想小説とは何か 三島由紀夫怪異小品集 平凡社ライブラリー906

三島由紀夫(著者), 東雅夫(編者)

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幻想小説とは何か 三島由紀夫怪異小品集 平凡社ライブラリー906

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2020/08/27
JAN 9784582769067

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結構なページ数があるが、そのほとんどが「これここに載せる必要あったか?」と思うものばかりだった。澁澤龍彦へ送った手紙に関しては「澁澤龍彦へ宛てたファンレター」でしかなく、「私は一体何を読まされているんだ?」という気持ちになった。 はじめの短編集もつまらないわけではなかったが私にはあまり刺さらなかった。 最後の「小説とは何か」のところはよかった。なんだったらここだけで十分だった。 おそらく、私は三島由紀夫の思想や語りは好きだが三島の考える御話は好きではないのだろうなと感じた。

Posted by ブクログ

2022/05/30

『仲間』を初めて読んだが、こんな三島由紀夫もあったのですね。 ずっと気になっていた、国粋主義者となっていく晩年の三島と例の裁判以外は基本ノンポリの権化みたいな生き方をしていた澁澤龍彦が親交をもっていた理由が、三島の手紙や、評論で泉鏡花らにおくられる惜しみない賛美を読んで、少しわか...

『仲間』を初めて読んだが、こんな三島由紀夫もあったのですね。 ずっと気になっていた、国粋主義者となっていく晩年の三島と例の裁判以外は基本ノンポリの権化みたいな生き方をしていた澁澤龍彦が親交をもっていた理由が、三島の手紙や、評論で泉鏡花らにおくられる惜しみない賛美を読んで、少しわかったような気がした。

Posted by ブクログ

2021/09/14

「小説とは何か」読者に関する記述が的確すぎてグサグサと痛いっ。小説家への批評も痛いっ。 三島自身についてもそう。 小説世界(ヴァーチャル)とリアル世界との緊張感ある危うい均衡の力で執筆活動をしていたこと、豊饒の海脱稿後自分はどうなるのだろうかという予言的な心配等、言葉を尽くして語...

「小説とは何か」読者に関する記述が的確すぎてグサグサと痛いっ。小説家への批評も痛いっ。 三島自身についてもそう。 小説世界(ヴァーチャル)とリアル世界との緊張感ある危うい均衡の力で執筆活動をしていたこと、豊饒の海脱稿後自分はどうなるのだろうかという予言的な心配等、言葉を尽くして語っていた。もう死ぬしかなかったのだと、自分はこれを読んで初めて納得した。 ところで、小説「卵」が気に入った。 毎朝卵を呑む五人の学生が、卵に逮捕され「卵は食用に供しうるという危険思想に導かれた暴力」の罪で訴えられる。 法学部出身三島のへりくつ千万がおかしい。

Posted by ブクログ

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