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フレデリック・アンセル(著者), 鳥取絹子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2020/08/25
JAN 9784562056972

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商品レビュー

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2021/12/12
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パリ政治学院出身。パリ・スクール・オブ・ビジネス国際関係学教授のフレデリック・アンセルの著。 表紙裏 本書はイスラエル地勢宅の専門家として知られる著者がテーマをあらゆる側面からとりあげた ・イスラエル国創設の起源となる思想の流れと歴史的事実 ・人口問題・・幻想から現実まで ・資源に関する複雑な問題・・水、エネルギー、頭脳、貿易 ・目まぐるしく変わるイスラエル・パレスチナ交渉の歴史 <シオニズムからイスラエル国へ> シオニズムとは、ユダヤ教を宗教としての次元から、-紀元70年のユダヤ戦争でエルサレムが陥落し、約束の地でユダヤ人の主権が失われて以降の唯一の手段としてー 政治の次元に転換しようとするもの。ここで重要なのは、宗教としてのユダヤ教を、民族としてのユダヤ人のもとに置くことだ。この「新しいユダヤ人」の二つの特権は、土地を耕し、そこで自衛することである。 ○聖書の時代ー表現にみる領土 ・エルツ・イスラエル(イスラエルの地)「パレスチナに対するユダヤ人側の呼称」はユダヤ民族のゆりかごの地である。この地でユダヤ人の精神的、宗教的、民族的アイデンティティが形成された。 『文書でみるエルツ・イスラエルの異なる意味のとり方」の表をヘロドトス「歴史」より作成した。  カナンの国境、シナイからユーフラティス川まで、ネボ山での約束(モーゼ)、12部族の領土、ダビデ王とソロモンの王国 の考える領土が表になっている。 ○最小限の共通項  トーラー(モーセ五書。旧約聖書の最初の5つの書)で、神が明快に約束した地と、モーセの後継者ヨシュアが約束の地カナンを征服(紀元前13世紀)したあと、ヘブライ人が実際に取得した土地に関して、両者をつきあわせると、つねに出てくるのがエルサレムであり、ユダヤの血、サマリア(現在のヨルダン川西岸地区の南と北)、ガラリヤ、ネゲヴの北、そしてヨルダン渓谷である。  結局のところ、シナイ半島~一般通念とは逆に、そしてまた、シナイ山でモーゼが授けたはずの基本の神話があるにもかかわらず~は、エルツ・イスラエルの掟に組み込まれたことは一度も無く、ヘブライ人にとっては聖地への通過点でしかなかった。 <イスラエルに戻ったユダヤ人の出生地> 旧ソ連1000千人、ルーマニア260千人、ブルガリア・旧チェコスロバキア130千人、モロッコ260千人、イラク130千人、イラン50千人、アメリカ130千人 など。 2020.9.10第1刷。

Posted by ブクログ

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