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グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀 シリーズアメリカ合衆国史4 岩波新書1773
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2020/08/21 |
JAN | 9784004317739 |
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グローバル時代のアメリカ
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グローバル時代のアメリカ
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米国は大統領選挙で活性化する 新しいVISION・戦略に挑戦する 「ドル本位制」を堅持し、世界の盟主であり続けるの基本戦略 =「石油本位制」アラブの支持が不可欠 →「DATA本位制」GAFA+M トランプ大統領はシェール革命により脱アラブ親イスラエルへ 反環境で世界の潮流には反旗...
米国は大統領選挙で活性化する 新しいVISION・戦略に挑戦する 「ドル本位制」を堅持し、世界の盟主であり続けるの基本戦略 =「石油本位制」アラブの支持が不可欠 →「DATA本位制」GAFA+M トランプ大統領はシェール革命により脱アラブ親イスラエルへ 反環境で世界の潮流には反旗だが、 バイデン大統領は回帰・国際協調路線へ 双子の赤字[財政赤字+貿易赤字]が重荷だが路線は変えられない リーマンショック後も資産バブルは続いている ITバブルが本当に花を開かせるか 米国の未来はそこに掛かっている バイデン大統領はその次に「環境」を用意 間に合うか?
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1973年のニクソン政権末期から、あとがきまで含めて2020年のパンデミック勃発後・大統領選前までをカバーする。新書に色々詰め込むための制限もあろうが、新聞記事レベルの深さで事実をなぞっていく感じ。リアルタイムで知っていたことも多いので新味には欠ける。論述のフォーカスがどこにある...
1973年のニクソン政権末期から、あとがきまで含めて2020年のパンデミック勃発後・大統領選前までをカバーする。新書に色々詰め込むための制限もあろうが、新聞記事レベルの深さで事実をなぞっていく感じ。リアルタイムで知っていたことも多いので新味には欠ける。論述のフォーカスがどこにあるかわからん感じもして読みづらかった。あと経済ネタも弱い。「低金利によってインフレと財政赤字を抑制し」なんて記述もあった。タイポが校正をすり抜けただけかもしれないけれど。 ただ「引き」のアングルでここ数十年のアメリカの歴史を眺めることで改めて見えてくるものあるかも。普段はすっかり党派的になったアメリカ政治に目を奪われがちだが、長い目で見ればレーガンが先鞭をつけてクリントンが継承した新自由主義的な政治を刷新しにかかったのが(意図的にかどうかは別として)トランプだというのはうなずける。
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シリーズ最終巻。1970年代のニクソン大統領から直近のトランプまで、現代史ともいうべきおよそ50年間のアメリカについて、時代状況に焦点を当てつつ、主として各大統領時代の外交、内政面について叙述されている。 スター・ウォーズ構想でソ連と対峙し、双子の赤字で苦しんだレーガン時代辺...
シリーズ最終巻。1970年代のニクソン大統領から直近のトランプまで、現代史ともいうべきおよそ50年間のアメリカについて、時代状況に焦点を当てつつ、主として各大統領時代の外交、内政面について叙述されている。 スター・ウォーズ構想でソ連と対峙し、双子の赤字で苦しんだレーガン時代辺りから記憶に残っているが、あの出来事はそういうことだったのか、今からだとそういう評価になるのかなどと感じながら読み進めていった。 グローバル化、新自由主義のような世界的傾向から、依然解消されない人種問題や移民問題、人工妊娠中絶の是非、同性愛者に対する保障、銃器規制等比較的アメリカに特有の問題があるが、多文化主義とナショナルアイデンティティの相剋が、現在のアメリカの社会的分断を招いている状況が、大分理解できるようになった。 グローバル化の進展により、中産階級の厚みがなくなり格差が拡大していることは世界的傾向であるが、特にアメリカの場合、排外主義につながりかねず深刻な問題である。その上、そうした社会的弱者に応える政策が非常に採られづらい仕組みになってしまっている。 2010年の連邦最高裁判決では、利益団体による選挙候補者の主張に対する賛否の表明は、憲法によって保護されるべき「自由な言論」行為であるとされた(268〜272ページ)。どういうことかというと、アメリカでは、企業などが政党に直接献金を行うことは禁止されているが、政治活動委員会(PAC)という政治資金団体からは許されている。ただし、これまでは献金額に上限があったのに、同判決は献金額に限度を設けてはならないとした。つまり資金を豊富に出せる大企業のロビー活動によって、例えば富裕税など、その影響力により不都合な政策は潰せるということになる訳である。 唯一とは言えなくなっているかもしれないが、アメリカはグローバルパワーであり、その動向は世界に影響する。本書はコンパクトな一冊だが、アメリカの現在を知る上でとても参考になると思う。
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