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ペルシア帝国 講談社現代新書2582
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/08/19 |
JAN | 9784065206614 |
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ペルシア帝国
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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
アケメネス朝(ハカーマニシュ朝)とサーサーン朝(エーラーン帝国)の2王朝をペルシア帝国と定義し、この間概ね1000年の勃興を概説している(なお、アルサケス朝パルティアは最低限の記述のみ。)。ギリシア等ヨーロッパから見た歴史ではなく、ペルシアから見た歴史を描いており新鮮に映る。古代...
アケメネス朝(ハカーマニシュ朝)とサーサーン朝(エーラーン帝国)の2王朝をペルシア帝国と定義し、この間概ね1000年の勃興を概説している(なお、アルサケス朝パルティアは最低限の記述のみ。)。ギリシア等ヨーロッパから見た歴史ではなく、ペルシアから見た歴史を描いており新鮮に映る。古代オリエントの世界を眺望する良書。それだけに帝国と深く結びついていたゾロアスター教について十分な背景知識なく自説が述べられているのは、初学者に優しくない。
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イスラーム期以前の,主にハカーマニシュ朝とサーサーン朝についての解説本である。 本書では,古代ペルシアのエネルギーが拠って来るところを,ハカーマニシュ朝における大王の宮廷政治と,サーサーン朝における皇帝と大諸侯との鬩ぎ合いに見る。(p25)
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- ネタバレ
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感心のない人には、★は低いかもしれませんが、古代オリエント世界を統一した帝国の話を、誰かまとめて書いてくれないかなとずっと思っていたので、個人的にはヒットです。 ギリシャ側の視点(主にヘロドトス)で描かれることが多いので、ペルシアそのものに焦点が当たっていることも珍しく貴重な研究の本と言えます。 巨大な官僚機構を備えた現実主義の国が、どうして、なぜこんな時代に出来たのか、本当に不思議でしょうがない。 その後に出来た、同じ“ペルシア地域に出来た国”は幻想的な雰囲気の神秘主義ですから、突然変異だったのか、古代のペルシア人とその後のペルシア人は、きっと違う民族なんだろうなと想像しました。 世界史の教科書では、アレキサンダー大王にダリウス3世が敗れたガウガメラの戦いしかテストにでないと思います(ダリウス1世は出るかな)けど、建国の父のキュロス2世とかかっこいいと思うんですけどね。 本書は古代ペルシア語表記のため、読むのに難渋しますが、個人的興味が満たされた本でした。
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