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全体主義の克服 集英社新書1032
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2020/08/17 |
JAN | 9784087211320 |
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全体主義の克服
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
戦前の日本、ドイツが失敗した全体主義化の危険性を、現在ネットが起こしうる危機について述べている。 中盤から後半は、欧州思想が二者択一論に陥る、それはキリスト教の枠組みを超えられていないこと、中国思想はそこにとらわれずなので、新たな可能性があるとすることなどが語られている。 最...
戦前の日本、ドイツが失敗した全体主義化の危険性を、現在ネットが起こしうる危機について述べている。 中盤から後半は、欧州思想が二者択一論に陥る、それはキリスト教の枠組みを超えられていないこと、中国思想はそこにとらわれずなので、新たな可能性があるとすることなどが語られている。 最後に人の資本主義、倫理を大企業はきちんと価値にする、そのため弁護士だけでなく優良な哲学者をコンプライアンス部門に雇うべきなど興味深い示唆もあった。 理解にはまだ及ばないが、興味深い本だった。
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正直、新実存主義の話が出てくるのだが、哲学専門的内容で、ほとんどわからない内容でした。 第一章~第三章までは話についていけましたが、第四章(全体主義に対峙する新実在論)当たらから、2人の会話で交わされる言葉が全くわからないことが多かったです。 これは哲学書を読まない人からすれば難...
正直、新実存主義の話が出てくるのだが、哲学専門的内容で、ほとんどわからない内容でした。 第一章~第三章までは話についていけましたが、第四章(全体主義に対峙する新実在論)当たらから、2人の会話で交わされる言葉が全くわからないことが多かったです。 これは哲学書を読まない人からすれば難解な新書になるでしょう。
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あっと言う間に読了しました。新実在論の旗手であるマルクス・ガブリエルと、日本の哲学界の代表者でもある中島氏との対談ということで、お互い最初から全開モードで哲学の話をされていますが、不思議と門外漢の私が読んでもわかりやすく書かれていて、なにか質の高い時間を体験できたような印象を持ち...
あっと言う間に読了しました。新実在論の旗手であるマルクス・ガブリエルと、日本の哲学界の代表者でもある中島氏との対談ということで、お互い最初から全開モードで哲学の話をされていますが、不思議と門外漢の私が読んでもわかりやすく書かれていて、なにか質の高い時間を体験できたような印象を持ちました。議論のとっかかりは全体主義で、デジタルプラットフォームの浸透によって、新しいタイプの全体主義が生まれていること、それは市民がある意味喜んでデジタルPFに服従する市民服従的な全体主義ということです。ある特定の行動に市民が誘導されているわけです。 中島氏は、過去の全体主義が目指していた普遍性は、偽の普遍性であって、これからの世界は西洋だけでもなく、東洋だけでもない真の意味での普遍性を追求する哲学が必要だと述べます。それを西洋と東洋の哲学者で生み出そうと。その仮説として中島氏は「花する(flowering)」という概念を普遍的な豊かさとして提唱していますが、そういえば本書とは別ですが、ポジティブ心理学の創始者であるマーティン・セリグマンは、人間のウェルビーイングをFlourishingという言葉で表現しており、その類似性を感じました。 全体主義と普遍性、というテーマだけでなく、本書では新実在論が生まれた契機や、ハイデガーの黒歴史、悪とは何か、無と有の概念など知的好奇心を刺激される話が多数盛り込まれていました。私のような哲学門外漢でも読める、かつ十二分に堪能できる本でした。
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