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密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー 創元推理文庫
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密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー 創元推理文庫

アンソロジー(著者), 芦辺拓(著者), 桜庭一樹(著者), 加賀美雅之(著者), 小林泰三(著者), 田中啓文(著者), 鳥飼否宇(著者), 二階堂黎人(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2020/08/12
JAN 9784488400613

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2021/03/18

ジョン・ディクスン・カーのパスティーシュミステリアンソロジー。カーの作品を読んでいなくても楽しめそうですが、読んでいればさらに楽しいであろうことは請け合いの一冊です。 お気に入りは小林泰三「ロイス殺し」。これ、「完全・犯罪」に入っているのならたしか読んだことがあるはず……なのです...

ジョン・ディクスン・カーのパスティーシュミステリアンソロジー。カーの作品を読んでいなくても楽しめそうですが、読んでいればさらに楽しいであろうことは請け合いの一冊です。 お気に入りは小林泰三「ロイス殺し」。これ、「完全・犯罪」に入っているのならたしか読んだことがあるはず……なのですが。おそらくその時は意味がわからなかったと思うのです。そっか、「火刑法廷」だったのかー! 当時はまだ読んでいなかったので分からなかった。けれど、逆に今は「火刑法廷」の細部をしっかりと覚えていないので、もう一回読みなおしたい気がします(苦笑)。 田中啓文「忠臣蔵の密室」も面白かった。ばりばりの密室ミステリではあるけれど、カーではない……と思ったら。エピローグ2で抱腹絶倒。よくぞここまで見事なオチがつきました!

Posted by ブクログ

2020/09/10

 トリビュート、と云ってもいろいろ。  熱心なファン諸賢のレビューとか読んでみたいですね。  小林泰三や二階堂黎人の筆致はさすが。翻訳モノ感や良い意味での泥臭さもあって、正統派のトリビュート、という感じ。  桜庭一樹のバンコランが個人的にはいちばんのお気に入りで、冒険小説...

 トリビュート、と云ってもいろいろ。  熱心なファン諸賢のレビューとか読んでみたいですね。  小林泰三や二階堂黎人の筆致はさすが。翻訳モノ感や良い意味での泥臭さもあって、正統派のトリビュート、という感じ。  桜庭一樹のバンコランが個人的にはいちばんのお気に入りで、冒険小説感もあって楽しく読めました。バンコランシリーズ最初から読んでみようかな…まとまって読めるのあるのかしら。  『少年バンコラン! 夜歩く犬』なんてタイトルしびれである。  話に上らないからって面白くないわけじゃないんだよ…? なんとなくまとめかたとかリスペクト具合(?)がいまいちぱっとしないな、というだけで…  『忠臣蔵の密室』、なんてモチーフ的にも手法的にも結構好み。ただちょっと最後が蛇足感…これもそういうものなの?  そんなわけで総合☆3.2くらい。

Posted by ブクログ

2020/08/22

赤穂に親戚がいるので、忠臣蔵には馴染みがある。 赤穂城跡にも行った。神社にも参った。 案内してくれた伯父は、同じ姓の浪士の一人を指して言った。 「うちの先祖じゃ」 「ええ、すごーーい!」 幼い私は目を輝かせたものである。 見つめる先には得意げな伯父がいて、そのうしろに立つ伯母はし...

赤穂に親戚がいるので、忠臣蔵には馴染みがある。 赤穂城跡にも行った。神社にも参った。 案内してくれた伯父は、同じ姓の浪士の一人を指して言った。 「うちの先祖じゃ」 「ええ、すごーーい!」 幼い私は目を輝かせたものである。 見つめる先には得意げな伯父がいて、そのうしろに立つ伯母はしかし、顔をしかめて大きく手を振っていた。 「嘘、ウソじゃが!」 「えーー?!」 話上手、もてなし上手の伯父の、これはネタの一つだったらしい。 「まあた、そげえな嘘を」 「そう言うといたら、本当になるんじゃ」 伯母がぶつくさ言うのもかまわず、伯父は笑っている。 そんな縁戚の祖先(ということになっている)浪士が、なかなかに活躍しているので、私はこの話を機嫌よく読んでいた。 『忠臣蔵の密室』 ちょっと待って。これ、カーがテーマでしょう? ジョン・ディクスン・カー生誕百周年記念アンソロジーでしょう? それがなぜ忠臣蔵なの? おっしゃるとおり。 題名どおり、密室ミステリーである。私は面白く読んだ。 構成に唸った。トリックに頷いた。そして、思った。 カーをテーマにして、なぜ忠臣蔵なのか。 その謎が説かれた時、私は本を投げ出した。 「なんだこりゃー!」 ジョン・ディクスン・カー、あるいはカーター・ディクスン(1906-1977)は、言わずと知れたミステリ界の偉人である。 彼についてよく知らないからと、読むのをためらう人もいるだろう。 しかし、心配は御無用。 簡単にして明瞭この上ない紹介文が、巻頭に書かれている。 「なるほど、密室の巨匠なのか」くらいを押さえれば充分だ。 付け加えるならば、彼の書いた代表的な探偵として、 アンリ・バンコラン ギデオン・フェル博士 ヘンリー・メルヴェール卿(H.M卿) この名前を知っておいたほうがさらによいかと思う。 掲載作品は以下のとおり。 『ジョン・ディクスン・カー氏、ギデオン・フェル博士に会う』 芦辺拓 『少年バンコラン! 夜歩く犬』 桜庭一樹 『忠臣蔵の密室』 田中啓文 『鉄路に消えた断頭吏』 加賀美雅之 『ロイス殺し』 小林泰三 『幽霊トンネルの怪』 鳥飼否宇 『亡霊館の殺人』 二階堂黎人 どれも力作である。 カーをテーマにして、これという作家たちが、趣向を懲らし、力を入れ、本気で遊び、楽しむ様が、どの作品からもうかがえる。 トリックに悩み、物語を楽しむ、まさに甲乙つけがたい名作揃いなのだ。 しかし、私の頭は、この忠臣蔵に、すっかりもっていかれてしまった。 「なんだこりゃー!」と本を投げ出して、そして、ひっくり返ってゲラゲラ笑いつづけたのだ。 どうしたらそうなるかって? 読めばわかる。

Posted by ブクログ

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