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明野照葉(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2020/08/07
JAN 9784198945770

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商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2023/04/29

面白かった。 ぐんぐん引き込まれてしまった。 最初は不幸な境遇から嘘をつくことで自分を守る術を身につけたのかと思っていたがそうじゃなかった。生まれついての悪女だったんだ。 でも、なぜか人って悪女に惹きつけられるところがあるのかな? いつのまにか晴美の立場に立ってどうやってこの場を...

面白かった。 ぐんぐん引き込まれてしまった。 最初は不幸な境遇から嘘をつくことで自分を守る術を身につけたのかと思っていたがそうじゃなかった。生まれついての悪女だったんだ。 でも、なぜか人って悪女に惹きつけられるところがあるのかな? いつのまにか晴美の立場に立ってどうやってこの場を言い繕って誤魔化そうかと一緒になってハラハラしている自分がいたりして、せめて沢田を殺したりしなければ良かったのに。 悪女と言ってもやっぱりほんとの悪女になったらダメだったんだね。 小悪魔程度で済ませておけばルパンにおける峰不二子で済んだのにとか思っちゃいました。

Posted by ブクログ

2023/02/16

武藤晴美、工藤留美、吉井順子、3つの名前を使い分けながら、息をするように嘘を吐く女性が主人公。 男を手玉に取りお金をむしり取る後妻業をイメージしていたがターゲットは70代の沢田隆、50代の小林瑞枝、30代の友野直也と年代、性別はバラバラ。 搾取するものも金品のみならず家事一般、...

武藤晴美、工藤留美、吉井順子、3つの名前を使い分けながら、息をするように嘘を吐く女性が主人公。 男を手玉に取りお金をむしり取る後妻業をイメージしていたがターゲットは70代の沢田隆、50代の小林瑞枝、30代の友野直也と年代、性別はバラバラ。 搾取するものも金品のみならず家事一般、性的なものと様々でその視点が新鮮だった。 淀みなく発せられる嘘には一種才能的な物すら感じるも、場当たり的でツメの甘い嘘は読者であるこちら側が不安にさせられる。 主人公が追い詰められて行く過程に緊張しエピローグで明かされた真実に愕然とする。

Posted by ブクログ

2022/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三人の共通点は孤独。 そこにスッと入ってくる一人の女性、晴美。 最初は孤独じゃなくなったこと、誰かと食事をし、会話をする、約束をして会う、彼女との日々を大切に、日々を過ごし楽しかったのだが…。 そんななかで、少しずつ彼女の言っていることに齟齬が。そんなはずはないと思いながらも、疑ってしまう気持ちが止められない。それでも孤独よりは…と思う者、真実、本当が知りたいと動きだす者。 晴美の淀みなく出てくる嘘、もう逃げられないんじゃないかと思っても、次から次へと嘘をつく晴美。 彼女が最終的にどう三人と向き合うのか逃げるのか、どうなるのか気になって一気読み。 彼女が瑞枝に語った「本当の話」が最後の方で語られて、彼女がどういう人間だったのかを知る。

Posted by ブクログ