世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業 PHP文庫

佐藤優(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2020/08/06
• JAN: 9784569900728

商品レビュー

2024/08/30

職場の上司に勧められて読了。
宗教にも哲学にも無関心な私には難しく、ほんのり理解できる部分があるかな？というくらいだった。しかし例が具体的で面白く、この手の本にしては読みすすめやすい。
現代には江戸時代と同じ閉塞感があり、「世界は完成している」として外に背を向けない傾向は、私にも当てはまる。AKB48で、集団内の彼女たちのほんの小さな差異を楽しむ行為も、とても閉塞的だ。バチカンの世界戦略も興味深い。
哲学と宗教は、人間が生きていくうえで不可欠な基本原理である。しかし日本人エリートには、それらの知識と教養が欠如している。この点を改善することが、日本の社会と国家を強化するために有益ではないか。。。そう考える著者が筑波大学で行った「哲学的訓練」と題する連続講義を紙面で再現したもの。

2024/08/08

同じ講の中で違う話になったり、同じ話を違う講をまたいだりするので、ちょっと読みにくいと感じました。
また一部の内容については、中身の説明が少ないので分かりにくいなぁ。と感じる部分がありました。ただこの点は、〇〇主義などが分かりにくく、宗教関連は分かりやすかったと言う傾向があるので、読み手の興味や知識にもよるのかな？と思いました。
短時間で読めるし、内容も豊富なので、この本を起点に興味を持った内容を更に勉強したいです。

2024/02/09

対談形式みたいな構成。この本に限らずだが佐藤先生は本に書いてある小難しい内容を噛み砕いて説明してくださるのがありがたい。ドイツ人は悟性とか理解できるそうだがクサレ脳な自分には全くピンとこない。
ムッソリーニがラテン語まで解する教養人であったとか瑣末な方に興味がいってしまった。