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三島由紀夫石原慎太郎全対話 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2020/07/22 |
| JAN | 9784122069121 |

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三島由紀夫石原慎太郎全対話
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
表紙の写真が若い。文章内で自らの見た目を卑下する三島由紀夫だが、十分格好良い。特権階級の語るナルシシズムという感じで多少鼻につく部分もあるのだが、ここまで才能があると突き抜けていて清々しい。7歳若い石原慎太郎が、三島を尊敬しつつも対等な発言が、これも石原らしくて気持ち良い。 で...
表紙の写真が若い。文章内で自らの見た目を卑下する三島由紀夫だが、十分格好良い。特権階級の語るナルシシズムという感じで多少鼻につく部分もあるのだが、ここまで才能があると突き抜けていて清々しい。7歳若い石原慎太郎が、三島を尊敬しつつも対等な発言が、これも石原らしくて気持ち良い。 で、三島由紀夫は1970年に割腹しているため、その前の対談という事になる。人生観や死生観は似ているようで対局的な部分があり、石原の人生観は結局、本人の死の間際まで変わっていない印象だがそれも興味深い。 三島由紀夫の思弁の前提には、太平洋戦争での日本における焦土戦術の覚悟からの逆算があったのかもしれない。日本が本土決戦で滅びた時、そこに残される日本とは何かという事とその構成員たる自分自身は何かという事。命を賭して戦った人たちは、最終的にはそれを守るために死んでいったのであり、自分一人が死んでも集団として生き残る事が生物の本義であるという考え方の延長にある。一方で、石原は自分一人でも生き残ってやるというエゴを隠さない。威勢の良い石原の国防論がうすら寒いのは、こうした自らの生への執着との矛盾にあると感じるのだが、それを抉りだすかのような三島の指摘だ。これが50年以上前の対談なのだから、凄い事である。 三島 君、いま日本はナショナリズムがどんどん侵食されていて、いまのままでいくとナショナリズムの九割ぐらいまで左翼に取られてしまうよ。 石原 そんなもの取られたっていいんです。 三島 ああ、消去されちゃう。おれもいなくていいの。おれなんて大した存在じゃない。 石原 そうですか、それは困ったことだなあ(笑)。ヤケにならなくていいですよ、困ったな。 三島 ヤケじゃないんだ。 石原 やはりぼくは世界のなかに守るものはぼく自身しかないね。 三島 それは君の自我主義でね、いつか目がさめるでしょうよ。 石原 いや、そんなことはない。 一方で、石原は単純なエゴイストではない。これはこれで達観していて、天皇や伝統すら表象に過ぎず、自我や精神の本源的な部分は風土性だというのだ。そんな二人が一致したのが、男の最高の美徳とは「自己犠牲」にあるのだと。三島に関しては分かるが、石原に関しては、よくわからない。結局、石原は、自らも述べる「文学という絶対的に卑怯なセルフ・サクリファイスと無縁な領域」から大衆を評価していたに過ぎないのではと感じるのだ。災害復興に対し自己犠牲を投じたのは自衛隊であって、彼自身ではない。三島がそれを指摘するようで興奮するような本だった。
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今となっては「歴史…」というような感じの昭和20年代から昭和40年代に「一定の存在感を示して輝いた文化人」という感で在った2人の作家の肉声が記録されている感の内容だった。三島由紀夫の全集には、この種の雑誌等に掲載されたモノも多く収められているらしいが、本書には未収録だったモノも掲...
今となっては「歴史…」というような感じの昭和20年代から昭和40年代に「一定の存在感を示して輝いた文化人」という感で在った2人の作家の肉声が記録されている感の内容だった。三島由紀夫の全集には、この種の雑誌等に掲載されたモノも多く収められているらしいが、本書には未収録だったモノも掲載されているのだという。 「全集未収録のモノも入っている」というようなことは、後から「そうであるらしい」と知ったことで、如何でも構わない。自身では全集に眼を通しているのでも何でもないのだから、その収録の有無に関する情報は、自身にとっては然程大きな意味は持たない。「一定の存在感を示して輝いた文化人」という具合に1960年代頃を駆け抜けた人達の肉声というようなモノが、ストレートで、“原酒”的な状態で眼前に現れるのが好いのである。 三島由紀夫と石原慎太郎の両者は互いに「注目の若き作家」ということで出会っている。三島由紀夫の若さが注目されていた頃、更に若い石原慎太郎が登場し、「雑誌に掲載された対談」としては「初めてなのか?」というように感じられたモノが本の最初の方に掲載されている。そこから彼らの様々な活動が話題になっている色々なモノが多々在って、昭和40年代の、三島由紀夫が命を絶ってしまった事件の少し前に「公開状」と称して互いの意見をぶつけ合ったというような辺りまで、実に多彩なモノが収められた一冊だ。モノが初出の時期は1956年から1969年までに及ぶという。 三島由紀夫も石原慎太郎も、映画出演をすることをしていて、演劇の台本執筆、加えて台本作家として制作に関わった経緯、更に歌舞伎や能楽にも関わった経過が在って、その種の「表現」を巡って語らっているのだが、そういう辺りは凄く面白かった。 そういう「表現」というように括り得ることに留まらず、実に多彩な内容の対談が収録されていて、その内容に少し驚く。「引き出しが多い」とか「奥底が深い」というように形容し得ると思うが、彼らは実に多くの話題を持っている。加えて、各々が20代、30代だった頃から年月を重ねているので、個人レベルで結婚したとか子どもが産れたというような「個人の人生の中での少し大きな出来事」を経験して行く訳だが、そういうような事柄を巡っても、「引き出しが多い」とか「奥底が深い」という具合に色々と論じ合っている辺りが凄く面白かった。 2020年に登場した文庫本で、「2020年の出版物」として、時に「必要以上??」と思える程度に各方面への配慮というような感じになる昨今の基準で、如何したこうしたと言われそうな内容も在るかもしれない。(自身は然程気にしなかったが…)それでも、「昭和の年月と共に人生を歩んでいた」という三島由紀夫、少し年少の石原慎太郎という2人の大きな存在感を示した文化人の「肉声」は輝きを失っていないと思った。 何かこの『三島由紀夫 石原慎太郎 全対話』を“平成”をも突き抜けた“令和”の今日に読むと、「昭和中期」とでも呼ぶべき“時代”の空気感が甦るような気がしないでもない。 非常に「愉しい読書」ということになった!!
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三島由紀夫と石原慎太郎はそれぞれ文学をやりながら スポーツをやり、俳優をやり、政治もやる いわばマルチタレントであった そういった自意識からこのふたりは 文学とフィジカルの関係性、そこから生じる自分たちのスタイルを 全人的なものと捉え その全人性が、古い価値観…いってみれば本音と...
三島由紀夫と石原慎太郎はそれぞれ文学をやりながら スポーツをやり、俳優をやり、政治もやる いわばマルチタレントであった そういった自意識からこのふたりは 文学とフィジカルの関係性、そこから生じる自分たちのスタイルを 全人的なものと捉え その全人性が、古い価値観…いってみれば本音と建前の価値観に すれ違っているのだと考えた おそらく石原には、その考え方が真実だったのだろう しかし三島は結局 現実を前にして自意識を持て余すひとりであった だから芸術の方法論ひとつとっても ある意味、人の評価を気にせず思うまま書いてる石原に対し 三島はどうしても形式を気にしてしまう その差異はひょっとすると 芥川と谷崎の「筋のない小説」論争を より本質的に推し進めたものだったかもしれない やがて石原が政治によって「私」の公的な拡大を試みるのに対し 孤独だけが自由を保証すると確信したのであろう三島は しかしそのことに耐えかねてか 天皇という美のイデアをシンボルとして「楯の会」を結成した
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