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ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌 岩波新書1837
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2020/07/20 |
| JAN | 9784004318378 |
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ジョージ・オーウェル
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ジョージ・オーウェル
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
動物農場、一九八四年を書いた作者の評伝。 動物農場を読む前に、まず、事前学習として読んだ。 本書を通して、作者の生い立ち、時代背景を知ることで、より作品にのめり込めると思う。
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ジョージ・オーウエルの「1984」を読み、「1984」を理解するためには、やはり彼の生涯を理解する必要があると思い、本著を手に取る。 彼自身が支配する側と支配される側の両方に身を置き(意識的に)、また、ナチスドイツ、ソ連、詰まり、国家社会主義、共産主義が独裁管理国家となることを直...
ジョージ・オーウエルの「1984」を読み、「1984」を理解するためには、やはり彼の生涯を理解する必要があると思い、本著を手に取る。 彼自身が支配する側と支配される側の両方に身を置き(意識的に)、また、ナチスドイツ、ソ連、詰まり、国家社会主義、共産主義が独裁管理国家となることを直に体験していたからこそ、「1984」は必然的に世に出ることになったのだろう。 彼の深い洞察力が、物事の本質をつくことを可能とし、物事の本質とは、現在にも通じる普遍的なことなのである。 だからこそ、今、「1984」を読むべきだと、改めて感じた。 以下抜粋~ ・「ナショナリズム覚書」で説明しているように、「パトリオティズム」が「特定の場所と特定の生活様式への献身」を意味する防御的な概念であるのに対して、「ナショナリズム」はつねに権力欲と結びついた攻撃的な概念としてとらえる。 「愛国心は保守主義とは無関係で、むしろ保守主義とは反対のものである。なぜならそれは、つねに変化しながらも、なんとなくおなじものだと感じられている者への献身なのだから。それは過去と未来をつなぐ橋である。真の革命家が国際主義者であったためしはない」 鶴見俊輔が解説するよう、「パトリオティズムとは時の政府に対する服従を意味するものではなく、日本語ではむしろ郷土愛という言葉の方が近い」 「おさない時からおなじ土地に育ち、そこでおなじ言葉をつかって一緒にくらしてきたものの間にうまれる親しみが、人間の底の方から支えるという思想」にほかならないからだ。 「特定の場所と特定の生活様式への献身」としての「パトリオティズム」を重視しているからこそ、オーウェルはイギリスの民衆文化に持続的な関心をもち、折にふれて論じたのだった。 「ニュースピークの目的はひとえに思考の幅を狭めることであるのはわかるよね?最終的には思想犯罪を文字どおり不可能にしてしまう。それを表現する語がなくなるのだからね。必要な概念があればすべて一語だけで表現される。その単語の意味は厳格に定義され、それに附随したいろいろな意味はすべて消し去られ忘れられる。この言語が完全になったときこそ革命の完成だ」
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オーウェルの人生史及び生み出してきた作品群に沿って、当時のオーウェル(エリック)や社会・政治の様子が解説されている。 ビルマで帝国警察官の身分で働きつつも帝国主義に対して嫌気がさしたり、かと思えば英国人に対して敵意を剥き出しにする現地の僧侶に対して嫌悪感を抱いたりなど、一見整合性...
オーウェルの人生史及び生み出してきた作品群に沿って、当時のオーウェル(エリック)や社会・政治の様子が解説されている。 ビルマで帝国警察官の身分で働きつつも帝国主義に対して嫌気がさしたり、かと思えば英国人に対して敵意を剥き出しにする現地の僧侶に対して嫌悪感を抱いたりなど、一見整合性が取れていないように見えるけれど誰でも有しているような"矛盾"を受け止めているところに、オーウェルの誠実さ(この本で言われているところの「人間らしさ」)を感じる。 他にも、上層中流階級へのある意味での居心地の悪さや、自らの作品への自己評価の低さなど、人生全体が微笑ましいほど人間らしく、個人的にはとても好感が持てた。 オーウェルの作品は『1984年』しか読んだことがなかったが、他の作品も読んでみたい。
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