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ヨシタケシンスケ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2020/07/17
JAN 9784103524526

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商品レビュー

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137件のお客様レビュー

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2025/01/03

【339冊目】子供に買ったヨシタケシンスケさんの絵本、クスッと笑えるウィットに富んでおり、読んでいる親も「うーん、これは思いつかないなあ」と感心する作品ばかりなのです。それでいて絵もかわいい。  そういうわけで、そのエッセイも借りてみました。ヨシタケさんが考えたことが1ページ〜...

【339冊目】子供に買ったヨシタケシンスケさんの絵本、クスッと笑えるウィットに富んでおり、読んでいる親も「うーん、これは思いつかないなあ」と感心する作品ばかりなのです。それでいて絵もかわいい。  そういうわけで、そのエッセイも借りてみました。ヨシタケさんが考えたことが1ページ〜3ページずつぐらい細切れに並んでいる構成で、気軽に読めます。また、細切れなのでちょっとずつ読み進められます(私は一体何をアピールしているのだろう笑)。ちなみに、タイトルは内容をほとんど表していません笑。というか、一貫したテーマがあるわけじゃないです。  最初は「うーん、単に気を衒(てら)っているのかなぁ?」などと、うがった読み方をしていました。が、後半になるにつれて、ヨシタケ節が自分の胸にもすっと抵抗なく入ってくるのが分かりました!  特に、ヨシタケさんがお子さんの話を出してきたときと、感受性が強すぎてメンタルが弱くなっちゃうというあたり、私にも似た部分があるなと思い、そこらへんから勝手に共感してぐんぐん読み進めました! 特に印象に残った3つを挙げるとすると… ○ 軍手があるから触れるものがこの世にもあるように、心にも軍手をはめられれば良いのにっていう話。逆にいうと、心にはめる軍手が存在しないから、雑に扱われたり乱暴にされたりした心は傷ついたっておかしくないよねって考えることもできるなーと。 ○ どこまでなら失敗していいか、やっちゃっていいか事前に聞けたら安心できるのにという話。自分も同じようなこと考えてました笑。それができなかったり、教えてくれたとしてもそのゴールポストが動かされたりするから、うちの会社の人が好きになれないのかもしれないなぁ。 ○ 熱烈な好きはすごく嫌いに転じちゃうかもしれないし、熱烈な愛情を見ている周りの人は冷めちゃうかもしれない。だから、ちょっと好きくらいの距離感がいちばん長く支持してもらえるのじゃないか、というクリエイター目線の話。でもわかる気がする。わたしも、「熱く好いてもらう」より「長く好いてもらう」ことの方に価値を感じる人間だから。 ○ 「その問題に一番興味のない人の視線を保ち続ける」そうしないと、外側には届かない。そうしないと、工夫が生まれないっていう、これまたクリエイター目線の話。ま、クリエイターだけじゃなく、多くのビジネスや政治にも通じる話かもなぁ、と。  あれ?4つになっちゃった笑  あと、「たけしの誰でもピカソ」に出ずに入社式に行った話も好き。これ、大泉洋が二浪しても志望大学に合格しなかった話と同じぐらい好き。周囲の「うわー!大チャンス逃してんじゃん!」とか、自分の「あぁー!大失敗したぁ」とか、実は振り返ってみたらつながるべき道につながってるだけだったという話。すごく励まされます。  あと、挿し絵の「ドゥクシ期」、めっちゃ好きです笑(男性はみんな心当たりあるはず

Posted by ブクログ

2024/12/17

ヨシタケシンスケさんのエッセイ。 ほのぼのした中に鋭さがあって興味深い本だった。 帯にあったご本人のお言葉どおり暮らしの知恵にしたい本だ思った。

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2024/11/18

哲学書かな? アーティストが自分の創作ノートの一部をその考えとともに世に出してくれてる本。 私の好きなアーティストは大体みんな自分の弱さを克服しようともがく中で、素晴らしい音楽や芸術に昇華している方が多いと思う。 同じくらい過酷な経験をしたとして、私が高度な芸術に昇華出来るとはと...

哲学書かな? アーティストが自分の創作ノートの一部をその考えとともに世に出してくれてる本。 私の好きなアーティストは大体みんな自分の弱さを克服しようともがく中で、素晴らしい音楽や芸術に昇華している方が多いと思う。 同じくらい過酷な経験をしたとして、私が高度な芸術に昇華出来るとはとても思えないし、フラッシュバックに悩まされながら継続して作品を生み出すのは生半可なことじゃない。 そういう凄みが伝わるから、ファンや評価する人が大勢出てくるのじゃないかな、と考えてる。 イラストの独特な丸みが唯一無二で、子供も大人も丸いフォルムに癒されるし包まれてる気がする。根底にある自他共への優しさが絵から感じられて癒される。 解説がない、イラストだけのページはこちらの想像も広がるのでより楽しかった。

Posted by ブクログ