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戦争の歌がきこえる
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戦争の歌がきこえる

佐藤由美子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 柏書房
発売年月日 2020/07/14
JAN 9784760152490

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2026/07/26

良い戦争はない。英雄はいない。 戦争に良い評価を下すのは、生死からかけ離れた人々。身内ですら、共感とはかけ離れたところにおり、兵士は絶望する。 太平洋戦争という、GHQが押し付けた名称により、我々日本人は中国やアジアへの加害意識を薄めてしまったという。この名称は、あくまでもアメ...

良い戦争はない。英雄はいない。 戦争に良い評価を下すのは、生死からかけ離れた人々。身内ですら、共感とはかけ離れたところにおり、兵士は絶望する。 太平洋戦争という、GHQが押し付けた名称により、我々日本人は中国やアジアへの加害意識を薄めてしまったという。この名称は、あくまでもアメリカ視点での名称であって、日本視点ではない。 アジア人同士は仲良くなりやすい…というのは、欧米のステレオタイプなのだろうか。東アジアでいえば、この3〜4カ国ては緊張する。相手の日本人観に委ねるところが多くなる。国として、許されていない。 人生の終盤で、戦争を経験した人々が、どういう思いにからめとられているのか、直接的なコミュニケーションを通じて、我々にも伝えてくれる。 今も変わらない。これまで以上に理不尽で勝手で、悪としか言えない戦争で、市民が苦しみ、亡くなっていく。政治家の良識が消えていく。

Posted by ブクログ

2026/01/31

アメリカで音楽療法士として働く著者が、戦争を経験した人と関わったエピソードが綴られている。 マンハッタン計画が原爆開発、投下につながることを知らずに携わったサムは、罪悪感を抱えて生きていた。ベトナムで枯葉剤を撒いたヘンリーも同じだった。 ホロコーストの記憶に悩まされ続けた三人の...

アメリカで音楽療法士として働く著者が、戦争を経験した人と関わったエピソードが綴られている。 マンハッタン計画が原爆開発、投下につながることを知らずに携わったサムは、罪悪感を抱えて生きていた。ベトナムで枯葉剤を撒いたヘンリーも同じだった。 ホロコーストの記憶に悩まされ続けた三人の患者、 PTSDに悩まされた退役軍人と結婚した女性、 日本占領下の中国で生まれ、日本からもアメリカからも忘れられた人、、、。 著者は、彼らとのかかわりを通して人間のもつ精神の回復力に驚くとともに、共感の大切さを学んだという。 彼女自身も突然兄(34歳)を亡くして、奇しくも患者さんとの精神的距離が近くなった場面が印象的だった。アメリカから東京まで帰らなければならないのに、帰れないほど打ちのめされた時、Taking it day by dayというキャサリンの言葉が浮かび、ひとつひとつのステップに集中しようと決意し、やっと動き出す。 敗戦国日本の、悲惨なストーリー、「忘れられた記憶」を発掘していくことも大切だか、それ以外の国籍も境遇も違う人たちがもつ記憶をたどり、「向き合いたくない記憶」と向き合うことも大切だと著者はうったえている。 一人一人の戦争経験者と音楽療法で向かい合った著者がその歴史的背景を深掘りしながら、新たな視点を与えてくれる一冊だった。

Posted by ブクログ

2025/01/06

◯自分は確かに日本人だと自覚する一冊。 プロローグから涙がとまらなかった。 集団から忘れられた記憶、集団とは違う記憶、誰にも語れなかった記憶。忘れたいけど忘れられない記憶。 そんな記憶を浄化していく音楽療法士という仕事に感動した。  「死」について考えさせられる一冊。 また自...

◯自分は確かに日本人だと自覚する一冊。 プロローグから涙がとまらなかった。 集団から忘れられた記憶、集団とは違う記憶、誰にも語れなかった記憶。忘れたいけど忘れられない記憶。 そんな記憶を浄化していく音楽療法士という仕事に感動した。  「死」について考えさせられる一冊。 また自分は何者で、どんな使命があるのかを考えるきっかけとなった。人生にまよったらこの本に立ち戻りたい。

Posted by ブクログ

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