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現代戦争論―超「超限戦」 これが21世紀の戦いだ ワニブックスPLUS新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ワニ・プラス/ワニブックス |
発売年月日 | 2020/07/08 |
JAN | 9784847061677 |
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現代戦争論―超「超限戦」
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現代戦争論―超「超限戦」
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商品レビュー
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戦争は、まさに最先端技術の戦いであることを証する書籍 韓非子、孫子、三国志の話があり、もはや、目的のためには手段を選ばない、制限を加えず、あらゆる可能な手段を採用して目的を達成するのが現代戦と言い切っている。 孫子曰く、戦わずして勝つ。米軍が戦場に到達する前に、全てを決する、中...
戦争は、まさに最先端技術の戦いであることを証する書籍 韓非子、孫子、三国志の話があり、もはや、目的のためには手段を選ばない、制限を加えず、あらゆる可能な手段を採用して目的を達成するのが現代戦と言い切っている。 孫子曰く、戦わずして勝つ。米軍が戦場に到達する前に、全てを決する、中国の見えない戦いが紹介されています。 かって、陸海空の3軍といっていたものは、陸・海・空・宇宙・サイバー空間・電磁波・認知領域(誤情報、偽情報、悪意ある事実)の7領域について、全領域にわたっての総合戦争と位置付けています。さらに、政治戦、外交戦、経済戦、文化戦、宗教戦、貿易戦、心理戦、メディア戦、歴史戦、技術戦、デジタル戦、ネットワーク戦が挙げられている。 世界は、米中の戦いとなっています。湾岸戦争以来、米国の独断場であった情報戦については、いまや、中露の得意とするところとなっている。 中国の技術的なねらいは、①半導体、②5G,③デジタル工作機械、④ロボット、⑤航空宇宙、⑥海洋エンジニアリング、⑦ハイテク船舶、⑧先端的鉄道、⑨省エネ自動車(MaaS?)、⑩電力、⑪大型トラクター、⑫新素材、⑬バイオ、⑭高性能医療機器の14分野である。 中国、人民解放軍(PLA)には、サイバー部隊が15あり。有名なのは、①61398:上海北米担当、②61419:青島日韓担当、③61565:北京ロシア担当、④61726:武漢台湾、南アジア担当、⑤61486:上海宇宙通信傍受班である。 最先端の兵器 ・AIをつかった自立型兵器、無人攻撃機、無人ビークル ・ドローンスオーム 小さなドローンを多量に制御する、防ぎようがない ・ミサイル(超音速、長距離、衛星破壊) ・量子レーダー(ステルス、潜水艦を無効化) ・妨害(ドローン、電波) ・レーザ兵器 ・原子力魚雷 目次 はじめに 第1章 現代戦とは 1 「超限戦」の本質 2 現代戦の特質 3 現代戦と最先端技術 4 情報戦(政治戦、影響工作、プロパガンダ戦など)とは 5 宇宙戦とは 6 サイバー戦とは 7 電磁波戦(電子戦)とは 8 AIの軍事利用・アルゴリズム戦 第2章 中国の現代戦 1 中国が考える現代戦 2 情報戦 3 宇宙戦 4 サイバー戦 5 電磁波領域の戦い(電子戦など) 6 AIの軍事利用:アルゴリズム戦 7 最新兵器 第3章 米国の現代戦 1 米国が考える現代戦 2 情報戦 3 宇宙戦 4 サイバー戦 5 電磁波戦(電子戦など) 6 AIの軍事利用 7 最新兵器 第4章 ロシアの現代戦 1 ロシアが考える現代戦:ハイブリッド戦 2 情報戦:中核となる影響工作 3 宇宙戦:他領域の戦いを無力化 4 サイバー戦:戦わずして勝つ戦い 5 電磁波領域の戦い(電子戦など):他領域での戦いを支援 6 AIの軍事利用:ロシアの戦いを根本的に変革 7 最新兵器 第5章 現代戦の総括と日本の現代戦 1 現代戦の総括 2 日本の現代戦 おわりに 「超限戦」の煌きと闇
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国防についてウクライナの現状も見ながら考え直す機会になる。今の日本の現状では国は守れない。侵略国家にはなってはいけないが、侵略される国であってはならない。国民一人一人が真剣に現実を見て考えるべき。
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借りたもの。 喬良『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』( https://booklog.jp/item/1/4040822404 )を受けて、現在の日本周辺の国々の軍事力・戦略的傾向を受けて、超限戦がどのように想定・実践されているか、また、日本はどの様に対抗してゆくべきかを元自...
借りたもの。 喬良『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』( https://booklog.jp/item/1/4040822404 )を受けて、現在の日本周辺の国々の軍事力・戦略的傾向を受けて、超限戦がどのように想定・実践されているか、また、日本はどの様に対抗してゆくべきかを元自衛隊将校らが論じ模索する一冊。 ……日本側の結論としては、「全てにおいて遅れている」に尽きる。 TVなどで取り上げられている正面装備だけが国防ではない。ハードではなくソフト、組織運営の迅速化が重要であることを痛感する。 そのために各戦術での膨大な情報分析におけるAIの活用を強く訴えている。実際、各国それに力を入れている訳で。ディープラーニングであれ、機械学習であれ、仕組み(因果関係)のブラックボックス化があるため、すべてを頼り切ってはならないが、補助としての重要性を指摘。 兵器の効果や成功制度を上げるためのAI、情報分析のためのAI……サイバー戦や宇宙戦然り。 『超限戦』で取り上げられていたハイブリッド戦の各項目が、中国でどの様に実践・運用されているかが項目毎に言及されており、非常に興味深い。 また、アメリカ、中国、ロシアの軍需傾向も解説されていて中々興味深い。 特に、アメリカは正面装備の解説が具体的で、ロシア・中国はソフト面からの規模の大きさ、攻勢が伺える。 最も、日本には米軍基地があり国防を頼っている現状、こうした情報が共有されやすいためだろう。イデオロギー的に対立関係にあった中露の情報は明確には言えないだろうし、目立つのはネットやAIを駆使した情報戦だ。 中国は官民一体となって人海戦術でハッカーを活用できる。 ロシアのフェイクニュースクロール工場による情報戦(世論操作)や、隣国ウクライナのネット環境をロシアが抑えていたために、軍事関係のネットワークも掌握されてしまい、2014年にクリミア半島を割譲されてしまったことを考えると。 デイヴィッド・パトリカラコス『140字の戦争』( https://booklog.jp/item/1/4152098627 )然り。 また、アメリカ大統領選への介入に関して、あえて痕跡を残して民主主義への不信を植え付けたという指摘が衝撃だった。 …ちょっと情報量が多すぎて浅学の私には頭がオーバーヒートしてしまった。が、現代戦を知る上で多くの学びがあった。
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