![名画で学ぶ 経済の世界史 国境を超えた勇気と再生の物語](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001948/0019486893LL.jpg)
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名画で学ぶ 経済の世界史 国境を超えた勇気と再生の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2020/07/30 |
JAN | 9784838731008 |
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名画で学ぶ 経済の世界史
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商品レビュー
4.4
29件のお客様レビュー
とてもおもしろかった。 いまEテレでやってる3か月でマスターする世界史が面白くて毎週見てるんだけど、ちょうど新大陸発見して産業革命くらいまで来たんですよね、この番組も遊牧民とかイスラム社会とか視点を変えてみることで、へ~なるほどなとなるのがおもしろいです。 絵画を通して歴史を経済...
とてもおもしろかった。 いまEテレでやってる3か月でマスターする世界史が面白くて毎週見てるんだけど、ちょうど新大陸発見して産業革命くらいまで来たんですよね、この番組も遊牧民とかイスラム社会とか視点を変えてみることで、へ~なるほどなとなるのがおもしろいです。 絵画を通して歴史を経済を学ぶのも、ヨーロッパの中世近代の勢力図やルネサンスやバロックロココ印象派などの趨勢も分かりやすい。 ばらばらの知識が立体的につながっていくのも気持ちがいい。 語り口調なのも読みやすい。良書。
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まるで海外旅行時に観光がてら美術館を案内されているかのような楽しい読書。絵画も複数掲載されており、文章と共に眼福を得る。で、それに纏わるエピソードを学びながら、結果、世界史に触れる事になる。 登場するのは、レオナルドダヴィンチ、ヤンファンエイク、ピーテルブリューゲル、レンブラン...
まるで海外旅行時に観光がてら美術館を案内されているかのような楽しい読書。絵画も複数掲載されており、文章と共に眼福を得る。で、それに纏わるエピソードを学びながら、結果、世界史に触れる事になる。 登場するのは、レオナルドダヴィンチ、ヤンファンエイク、ピーテルブリューゲル、レンブラントファンレイン、フランソワブーシェ、ジャンフランソワミレー、マネ、モネ、ルノワール、ウィリアムターナー、カナレット、ウィリアムホガース… 宗教画からキリスト教の歴史を学んだり、ルネサンスについて理解を深める。 例えば、黒死病(ペスト)による感染を恐れたベネツィアでは、船を40日間港に留め置き大丈夫であると確認するまでは船員を下船させなかった。この40日間は、後に検疫を意味する英語となる。また空気感染を恐れて部屋を区切る大きなタペストリーが流行した。風呂に入ると毛穴が開いて感染すると恐れた人々は入浴をしなくなり香水で体臭をごまかすようになる。風呂嫌いはその後もしばらく、ヨーロッパの伝統となった。 ペストが終わった後、銀行業を営むメディチ家がローマ協会と組んで、フィレンツェの再興を図る。ルネッサンスは、再生や復活という意味だが、古代ギリシャ、ローマ文化の再生であると同時に、イタリアがペストの不幸から再生した物語でもあったのだ ーという感じだ。 絵画は現代のパワーポイントのようだったと本書に書かれているが、識字率の低い時代には、確かに認知を共有する重要なツールだったのだろう。宗教やコマーシャルと親和性が高いという事がよく分かった気がする。 余談だが、名画は古く、著作権切れも多い。こうした絵画の商用利用にも、著者の賢さ(アイデア)が現れている気がした。
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田中先生の著書「会計の世界史」が面白かったので本作も購入。絵自体はたとえ知ってても作者のことはろくに知らないし、ましてやその頃の情勢なんて考えたこともなかったので、色々勉強になりましたし名画を見に行きたい意欲がマシマシになりました。まずは何かしらの美術展に行こうかな。
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