- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
金閣を焼かなければならぬ 林養賢と三島由紀夫
定価 ¥2,640
770円 定価より1,870円(70%)おトク
獲得ポイント7P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/7(金)~2/12(水)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2020/06/23 |
JAN | 9784309254135 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/7(金)~2/12(水)
- 書籍
- 書籍
金閣を焼かなければならぬ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
金閣を焼かなければならぬ
¥770
在庫あり
商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
数十年前に読んだ三島由紀夫「金閣寺」の主人公が、何故か頭から離れない。 新聞の書評を読み、読まなくてはならない、と購入したものの、長く積読に。 定年となり、フルタイム勤務から解放されて、ようやく堪能。 これからは、自分の心と向き合っていきたい? いや、それが「わからない」のだと。...
数十年前に読んだ三島由紀夫「金閣寺」の主人公が、何故か頭から離れない。 新聞の書評を読み、読まなくてはならない、と購入したものの、長く積読に。 定年となり、フルタイム勤務から解放されて、ようやく堪能。 これからは、自分の心と向き合っていきたい? いや、それが「わからない」のだと。 三島由紀夫の生育歴にも驚いたが、それ以上に、 養賢の生地に向かう描写が心に焼き付いたのは、私が福井県出身だからということではなく、著者の養賢への思いが伝わってきたからだと思う。
Posted by
知らなかった事実ばかりで楽しく読んだ 以下、書籍紹介より 金閣寺の放火僧・林養賢。当時、その動機を「美への嫉妬」などと語ったが、そういうことなのではない。三島の『金閣寺』も援用しながら、分裂病発症直前の、動機を超えた人間の実存を追う。
Posted by
タイトルに魅かれて読みたいと思っていた。しかし、単行本であることと、書店ですぐに見つけられなかったこともあって、読まずじまいできた。最近、図書館にまた行き出したので見つけて読んでみた。ことばが難しい。「離隔」きっとキーワードなんだろう。何度も登場するが、結局イメージがつかめないま...
タイトルに魅かれて読みたいと思っていた。しかし、単行本であることと、書店ですぐに見つけられなかったこともあって、読まずじまいできた。最近、図書館にまた行き出したので見つけて読んでみた。ことばが難しい。「離隔」きっとキーワードなんだろう。何度も登場するが、結局イメージがつかめないまま読み終わった。わかったこと。当時の金閣寺の住職は、小説の中の人物とは違って吝嗇(りんしょく、ケチ、このことばは覚えた)であった。林養賢の母は、息子が金閣に火を放ったということを知り、京都にやってきた。その帰り、山陰線の鉄道から保津峡へと身を投じた。三島由紀夫は小林秀雄から、どうして最後に溝口を死なせなかったのかと問われている。私自身、幼いころに、金閣寺は一度焼かれたことがあるということを聞かされていた。大人になってから三島の小説を読む。二度目に読もうというとき、小説の中で、いったい金閣は本当に焼かれたのだったか、そんなふうに思っていた。だから、燃えているシーンよりも、主人公の溝口が「生きようと思った」ことの方が印象的だったのだと思う。溝口が死ななかったということは金閣を焼かなかった、計画を実行には移さなかった、と勝手に感じていたのだろう。つまり、金閣を焼いたのならば、溝口は死ななければならなかった、そう考えていたのだろう。結局、小説でも実際にも、金閣は焼かれ、そして火を放った張本人は死ななかった。しかし、養賢は数年後に結核で死ぬことになる。ところで、私は、周りの評判がどうかは別として、「金閣寺」よりも「鏡子の家」の方が好きだ。あの最後のシーン、犬が解き放たれるシーンが印象的だった。それと、あとがきによると、著者はimago誌上にて、安永、木村、中井の鼎談を企画したそうだ。我が家にはいまもこの雑誌が創刊号からそろっている。
Posted by