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真夜中の子供たち(下) 岩波文庫
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真夜中の子供たち(下) 岩波文庫

サルマン・ラシュディ(著者), 寺門泰彦(訳者)

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真夜中の子供たち(下) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2020/06/17
JAN 9784003725153

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真夜中の子供たち(下)

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商品レビュー

4

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2023/07/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

インドの独立後の話。 小説でサリームとシヴァの取り替え事件から始まるけど、ほとんどサリームの1人がたり。 おじいさんの代からのはなしではぎまるからなかなか登場しないなとおもいながら4ぶんの一 (千ページくらいある)すぎる。 インドの歴史と、照らし合わせたりは難しいからそのへんはスルーしてよむ。 首相から真夜中にうまれたことを記念して手紙がとどく。 血の繋がってない妹を愛している。肉体的にグロテスクに描かれる。大きくて歪な鼻。 糞尿や痰壺などが主役。 英語で書かれたらしいけど、チャツネやいろいろ。 ピクルス工場のオーナーが乳母だったとはね。 運命ってあるのかなと思わせる。

Posted by ブクログ

2020/12/12

1947年、イギリスから独立したインドで誕生した作家であるサルマン・ラシュディが作家として注目を集めた長編小説。ラシュディといえば、イスラム教から名指しで命を狙われることになった『悪魔の詩』(特に日本においては邦訳を担った筑波大学助教授がキャンパス内で暗殺された点で有名でもある)...

1947年、イギリスから独立したインドで誕生した作家であるサルマン・ラシュディが作家として注目を集めた長編小説。ラシュディといえば、イスラム教から名指しで命を狙われることになった『悪魔の詩』(特に日本においては邦訳を担った筑波大学助教授がキャンパス内で暗殺された点で有名でもある)が有名であるが、本作『真夜中の子供たち』は著者の出世作として圧倒的な物語世界が描かれている。 著者の作品を読むのはこれが初めてであったが、ガルシア・マルケスなどに代表されるマジック・リアリズムのインド版とでも言おうか、濃厚な物語である。1947年8月15日の深夜0時、独立を果たす瞬間のインドで生まれた500人もの”真夜中の子供たち”は、それぞれが特異な能力を持ってこの世に生を受ける。主人公のサリームもその代表格であり、彼がその特異な能力と共に苦労しながら成長する様が描かれる。 驚かされるのは、同じく0歳で誕生したインドという国家と、サリームという一人の人間を半ばDNAの二重螺旋のように相互の関係性を描き、双方にとっての希望ある未来を描くというこの途方もないコンセプト(誰が国家と人間を相似形にあるものとして描くだろうか?)と、それを取り巻く圧倒的な物語の面白さである。

Posted by ブクログ

2020/06/25

語り手たる主人公にまつわる秘密が周囲にも明らかになり、特に両親との関係が変化し、一時離れた生活を送ることになる。そうした変化の中、〈真夜中の子供たち会議〉も統制が取れなくなり、緩やかに崩壊していく。 親族にも死亡や家出などの変化があったが、父を残し、出世した親族のいるパキスタン...

語り手たる主人公にまつわる秘密が周囲にも明らかになり、特に両親との関係が変化し、一時離れた生活を送ることになる。そうした変化の中、〈真夜中の子供たち会議〉も統制が取れなくなり、緩やかに崩壊していく。 親族にも死亡や家出などの変化があったが、父を残し、出世した親族のいるパキスタンに移住する。そして国境を画するパキスタンでは、主人公の真夜中の子供たちへの想波は届かなくなってしまう。 この辺りから、主人公の人生は、はインド、パキスタンの現代史に重なっていく。パキスタンにおける軍事クーデターとの接点等を経て、4年後にはボンベイに戻る。そこで持病のような鼻詰まりの手術を受けたことで、テレパシー能力を失ってしまう。1962年の中印戦争の敗北を経て、1963年2月、今度は家族皆でカラチに移住することになり、またパキスタンに戻る。 そして、カシミールを巡る紛争は、1965年の印パ戦争となり、インド軍の空襲により、祖母、両親、伯母、叔母が死んでしまい、主人公もバイクの走行中、爆発を受けてしまう。(ここまでが第二巻) 記憶を失った主人公は、超人的な嗅覚が活用できる軍隊に入っていた。1971年3月、バングラデシュ独立に絡む第三次印パ戦争の勃発に伴い、主人公の部隊はバングラデシュに侵攻する(脇筋だが、主人公の部隊脱走に巻き込まれた3人の兵士は、悲惨な最期を迎えることになり、とても可哀想)。 その地で、真夜中の子供たちの一人である「魔女」に出会い、彼女の助けを借りてインドに戻る。 〈未亡人〉インディラ・ガンディーによる〈真夜中の子供たち〉の処置があり、その後、主人公は「息子」を抱え、故郷に戻り、そしてラストを迎える。(第三巻) 語り手の前半生は、その出生時の特権性から、母国インドの歴史とともにあるべきものと主人公には自己認識されており、側から見たら誇大妄想狂とも取られかねないものであるが、波乱に富んだエピソードが次から次へと続き、最後まで飽きさせない。また、戦争やガンジー政権のような同時代史との関わりが効果的に活かされて物語構造に厚みを出している。 登場人物に感情移入したいとか、技巧を凝らした作り物的な小説は苦手といった人を別にして、小説の醍醐味をたっぷり味わえる作品だと思う。

Posted by ブクログ

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