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彼女が好きなものはホモであって僕ではない 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2020/06/12 |
| JAN | 9784040735108 |

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彼女が好きなものはホモであって僕ではない
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商品レビュー
4.2
41件のお客様レビュー
好意(友情ですよ!)を持っている年下の同性から、好きな本だからと貸してもらった本作。なので丁寧に読みました。すると開幕早々いかにもなタイトルのBL(しかも年の差教師生徒もの)作品を購入する女子高生が登場、度肝を抜かれました。その後始まる主人公と年上彼氏との逢い引きシーン…。 自分...
好意(友情ですよ!)を持っている年下の同性から、好きな本だからと貸してもらった本作。なので丁寧に読みました。すると開幕早々いかにもなタイトルのBL(しかも年の差教師生徒もの)作品を購入する女子高生が登場、度肝を抜かれました。その後始まる主人公と年上彼氏との逢い引きシーン…。 自分が隠れ腐女子なことをその子に見抜かれていたのか!?とビビリましたね。 主人公の語り口が赤裸々で、そこまで描写しちゃうの?と戸惑いながらも、だからこそ主人公の遣る瀬無さがヒリヒリ身に迫ってきて、主人公の現実の切実さを常に感じました。が、全体的にはとてもカジュアルで読みやすい文体。そのバランスが良くて最後まで読み通せた。 終盤の展開、主人公は始終「自分はフェアな手段を取ってない」と自覚してるんだよね。もっと甘えていいのにと感じつつ、それが許されないのが今の日本なのか…と反省。 とても爽やかな青春群像劇を読ませてもらいました。読後感はとても良いです!!
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映画「彼女の好きなものは」を観て原作を見たいと思って読んだ。映画でもボロ泣し小説でもボロ泣き。 誰もが理解者のフリをして自分とは別の生き物のような扱いをしている。マイノリティをカテゴライズして世界を簡単にして理解したつもりになってしまう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同性愛者の安藤純がBL好きの三浦紗枝と交際し、その中で自分の性について葛藤し、自分なりの生き方を模索するお話。 本作品のタイトルである「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」。このタイトルを見た時、交際しても尚彼女のBLへの愛が止まらず倦怠期に入り、彼氏の純が思い悩むストーリなのかな、と思ったけど蓋開けてみると真逆。三浦目線の「彼が好きなものはホモであって私ではない」が正しいのではないか!?笑と思ったがまあ置いておこう。 本作では純と三浦以外にも魅力的なキャラクターが登場している。印象に残っている人物を挙げたい。まずは近藤さん。彼は異性愛者なのだが、ホモに対しての偏見を純に対して述べている。多数派からみる同性愛者に対する視点は純の性への葛藤を引き出すために必要悪な存在であり、近藤さんはその役割を果たしたのだろう。次にミスター・ファーレンハイト。純の数少ない同性愛者の友人で、時折知的なアドバイスをもたらす。彼の自死は同性愛者の生きづらさを全面に読者に伝えるもので、この作品の欠かせない存在だと言える。そして、小野である。彼はこの作品において異質な存在で、近藤さんよりも同性愛者に対して拒絶反応を示している。私は途中まで小野に嫌悪を抱いていたのだが、ディスカッションの中で「俺たちは認めない。だからお前たちは隠せ。」と主張したところでこのキャラクターの魅力に気づいた。多様性を全面に諾うこの現代で、無理やりマイノリティとマジョリティを共存させるのではなく、うまく棲み分けする方が大切なのではないか。現代の多様性に対してのアンチテーゼ的存在である。一方親友の亮平は純が同性愛者とわかっても彼に親身に対応する。彼の献身的な関わりがあってこそ純は立ち直れたのだろう。この小野と亮平のスタンスの違いはなかなか面白かった。 全員が全員亮平のように接することは出来ないし、かといって小野のように非人道的な対応をするのもはばかられる。同性愛者の接し方という問題はこれからも答えが見つからないのだろうなと思う。 最後に純と三浦に注視したい。彼らの関係は非常に興味深かった。まず純が勃たなかったシーン。このシーンによって「ただち○ぽこが、ち○ぼこがどうしても上手く勃ってくれない。」というセリフが生まれる。シリアスなシーンなのに笑ってしまった。勃つ「好き」と勃たない「好き」で分けるのはなかなか面白かった。そして純の同性愛が三浦にバレるシーン。BL好きな三浦でもリアルの彼氏がホモというのは受け入れ難いだろう。そもそも浮気だし。その後純が自殺未遂してもなお彼の傍にいると決めたのは強い女の子だなと思った。三浦さんが未成年の主張をするシーンもそうだが、彼女は行動力がある。その行動力で胸が熱くなったシーンも数え切れない。最終的に彼らは「男女関係としての別れ」を選択する訳だが、クイーンの例もあったように、2人は魂で繋がっているためこの先も関わってゆくのだろう。 最後の純の自己紹介のシーンが特に印象に残っている。2つの自己紹介を用意しておいて「決めた。あっちにしよう。「僕はー、、」」と終わる。ここまで読んできた読者にはどちらを選んだのか分かるようになっている。最後の純は同性愛者としての自分を愛してあげる選択を取り、自己の完成を目指している。 これは、「范の犯罪」に少しにいていると思った。理想の自己、本統の生活を目指す調和型の思想のようなものを感じ取った。読み終わったあとに、自分のありのままの姿を愛してあげようという気持ちになった。 *本作品において面白かったワードをいくつかピックしておく。 ・ビタミンBL ・BL星 ・ペニスが勃つ「好き」と勃たない「好き」
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