1,800円以上の注文で送料無料

市に虎声あらん ハヤカワ文庫SF
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

市に虎声あらん ハヤカワ文庫SF

フィリップ・K.ディック(著者), 阿部重夫(訳者)

追加する に追加する

市に虎声あらん ハヤカワ文庫SF

定価 ¥1,650

990 定価より660円(40%)おトク

獲得ポイント9P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/06/04
JAN 9784150122836

市に虎声あらん

¥990

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/03/03

ディックのSFではない、実質処女長編。エヴァンゲリオンの碇シンジ=本作の主人公ハドリー、という訳者解説で少し構造が見えたような気がする。終末のイメージを旧約聖書やヨハネ黙示録などに負い、魂の彷徨を繰り返した末に見えるものは何か。23歳の若かりし日に書かれた本作は、晩年の宗教的な小...

ディックのSFではない、実質処女長編。エヴァンゲリオンの碇シンジ=本作の主人公ハドリー、という訳者解説で少し構造が見えたような気がする。終末のイメージを旧約聖書やヨハネ黙示録などに負い、魂の彷徨を繰り返した末に見えるものは何か。23歳の若かりし日に書かれた本作は、晩年の宗教的な小説にも通じるものを感じさせつつ、現実と非現実の狭間で自己の変容を見出すというディック作品全体に見られる要素がすでに完備されていると思う。いっけん退屈で小難しい小説に思えるかもしれないが、個々の人間描写が面白く、終盤の展開にはスリルもあり個人的には楽しめた。 約600ページの長編なので読む際はご注意を。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品