図解 江戸の間取り 百万都市を俯瞰する

安藤優一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 彩図社
• 発売年月日: 2020/05/27
• JAN: 9784801304550

商品レビュー

2024/07/05

江戸時代の江戸の町の建物も間取りをたっぷりと。
暮らす人々の様々な生活や仕事についても解説する。
・はじめに　・江戸全体図
総説 百万都市江戸の基本
第一章 江戸城の間取り　　第二章 武家地の間取り
第三章 町人地の間取り　　第四章 寺社地の間取り
第五章 江戸郊外地の間取り
参考文献有り。

江戸の町の様々な建物の見取り図と俯瞰図が大集合！
解説もあるので、ちょいと調べるのには便利です。
江戸城・本丸御殿の表は、控室も謁見の部屋もランク分け。
大奥は奥女中が多くて総2階建て。
下屋敷と大名庭園は、息抜きと交流の場。
吉良上野介の屋敷の長屋は、赤穂浪士の襲撃に備えて30軒！
御家人や同心の内職がガーデニング・ブームに。
境内全体で169体の神仏が祀られていた、浅草寺。
八王子千人同心は武士と農民の折衷。
鷹狩の休憩所になった豪農の屋敷の、豪華さ。
他にも、小伝馬町牢屋敷や人足寄場、小石川療養所、
町人地の表と裏長屋、木戸番と自身番、湯屋、吉原、
有名寺社と江戸出開帳の小屋、宿場町などを掲載。
時代小説を読むときの参考になりそうで、面白かったです。

2020/12/08

江戸の建物の間取りはそれぞれ歴史が有り
現在も進化し続ける東京と同じく、江戸初期から
今に至るまでずっと発展してきた事がよく分かる。
建物の間取りを知ると江戸に生きた人々の
日々の生活の一部を垣間見る事が出来る。